ある天文学者の恋文  
2017.01.19.Thu / 11:27 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人生に起きる、とてもつらい出来事。
避けては通れない悲劇。
そして、それを克服するには、
愛情ある手助けと、
長い時間が必要なのだろう。

ある女性を心から愛した天文学者。
死別の痛みを癒すため、
過去のトラウマを乗り越えるため、
時間と愛情とを彼女の為に用意する。
彼女の事を深く愛し、理解できなければ、
できなかったことなのだろう。

最後には立ち直ることができた女性。
静かで不思議な余韻を感じさせる映画。



著名な天文学者エド。
その教え子であるエイミー。
恋人同士であった二人。
しかし、エドは還らぬ人となってしまう。
それでも、エドからエイミーに届く手紙の数々。
死んでしまった愛する人からの手紙。
これでは死んでしまった人に心を捕らわれて、
新しい未来を生きられないのではないか。
最初は、そんな思いにも捕らわれた。
だから、死んでしまった人から届く手紙を、
天文学者が観測する、過去からの星の光にたとえられても、
あまりロマンチックにも感じられなかった。

しかし、エイミーを深く愛するエド。
病魔に侵されても手紙を書くことを止めず、
助言と励ましを送り続ける。

その助言が適切なのは、
エイミーのことを深く愛し、そして、
理解していたからであろう。

母親との関係を修復するための助言。
それに反発するであろうことも、
そして、すぐにそれを後悔すであろうことも、
エドにはわかっていたのだろう。
だから、手の込んだ様々なことを準備していたのだろう。


過去にトラウマを抱えているエイミー。
それ故に自分自身を大切にできないでいる。
そして、エドが逝ってしまうことは、
エイミーの心に大きな喪失感を抱かせる。
だから、手紙を準備したのだろう。
エイミーに別れを受け入れるための時間を作るために。

母親と和解しスタントの仕事も辞めた。
そして、始まるかもしれない新しい恋愛。
最後には立ち直ることができたエイミー。
静かで不思議な余韻を感じさせる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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