トロイ  
2017.05.04.Thu / 19:18 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






戦争を好み、
名前を残す為に自ら進んで戦争に参加した男。

戦争を嫌い、しかし、
国と家族の為に戦争に参加しなければならなかった男。

権力者の欲望によって始まった戦争。
根拠のない見通しと、
理不尽な憎しみによって、
被害は拡大し、多くの人が死んでゆく。
栄華を誇った街も焼け落ちてゆく。

二人の対照的な男の末路に、
戦争の虚しさを感じさせる映画。




ギリシャ最強の兵士、アキレス。
何人にも縛られない、自由を尊ぶ男。
そして後世に名を残したいと願う男。
トロイの王子、ヘクトル。
国を愛し、家族思いで責任感の強い男。


きっかけは、
ヘクトルの弟であるパリスの禁じられた恋であった。
しかし、トロイ征服が念願であったアガメムノン王は、
それを口実に、戦争を始めてしまう。

戦争を避ける方法もあった。
しかし、パリスを溺愛するプリアモス王。
トロイの城壁は今まで幾度と敵を退けてきた。
そんな根拠もない理由で戦争を受け入れる。


歴史に名前を残す為に戦争に参加したアキレス。
国と家族を守る為に戦争に参加せざるを得ないヘクトル。


海を覆いつくす船団。
浜辺を駆けあがる兵士たち。
掠奪される神殿。
祖国を守る為に命を落とす兵士たち。

休戦や和平の機会もあったであろう。しかし、
神の啓示を信じて戦争を続けてしまうプリアモス王。
それを苦々しく思いながらも従わざるを得ないヘクトル。

アガメムノン王には従わない。
従うのは自分の感情だけ。
気に入らなければ戦争はしない。
しかし、いとこを殺され逆上し、単身敵地に乗り込み、
ヘクトルを殺し、死体に残酷な仕打ちをする。
それでも遺体はプリアモス王に懇願されれば返却する。
一見矛盾しているようにも見えるが、
自らの心の欲するところに従った、
ということなのだろう。


木馬の計略に嵌り、遂に陥落するトロイの街。
焼け落ちる街の中を、
恋する人を探し続けたアキレスは、
今度は、兄を殺されたパリスに逆に殺されてしまう。


二人の対照的な男。
憎しみの対象となり悲劇的な最期を遂げる。
そんな二人に戦争の虚しさを感じた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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