レザボアドッグス  
2004.02.22.Sun / 23:21 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

タランティーノは、いたずら好きなやんちゃ坊主です。
話の運び方がじつにうまい。茶目っ気たっぷりです。
こちらが知りたいことを巧みに見抜いて、
これ見よがしに、それをちらつかせます。
種を披露したかと思うと、その種を新たな話の種にしてしまう巧みな話術。
細部にこだわった話の運び方が、脳を、記憶を巧みに刺激します。
観客も、彼のいたずらに心のそこから酔いしれます。
本当に、なにが刺激的な楽しさなのかを心得た監督のように思いました。

仕事のために集められた6人の男達。
誰もが個性的で、一癖も二癖もあります。
そして、頑固にも、自分の信念、考え方、生き方を変えません。
仕事仲間を裏切らないという信念で死んでいったホワイト。
逆に、ピンクは、自分の考え方で生き延びます。
ブラウンは、自分の仕事のやり方で寿命を縮めたようです。
彼らは、皆、不器用。不器用ゆえに自分を貫かざるを得ません。
そして、最後まで、それを貫き、そして、多くは死んでゆきます。
救われない、掃き溜めの6人の犬なのでしょう。
オレンジも自分の正体を明かさなければ死なずに済んだはずです。
しかし、生き延びることよりも、正体を明かすことを選びました。
自分の気持ちを貫いて、そして死んでいったのです。
明かされたホワイトは、その心情をどのように理解したのでしょうか?
きっとホワイトほどの人物であるからには、
オレンジの言わずにいられない心情を理解したことでしょう。
それと同時に彼が、やはり本来ならば信頼できる仲間であることも。
こんなかたちで出会わなかったのなら、、、、
でも殺さなければならない。やはり自分の不器用さゆえに。
そんな無念の思いが、あの最後のうなり声に込められていたんだと思いました。

今では、結構有名になってしまった俳優人たちが一同にそろう。
それぞれの俳優が役に、とてもよくはまっている。
それがとてもクールでした。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.149 / タイトル ら行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from スラッチュ -

いきなりのコメントで失礼します。
レザボアドッグスは、まさに
タランティーノそのものって感じですね。
その後の映画も、あのレストランの様な会話シーンが、タランティーノ映画の魅力になってると思います。

タランティーノ映画には定番の、
ティム・ロス
次回作は戦争ものらしく、
どうやら出演するみたいですよ。

2008.12.14.Sun / 03:43 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

スラッチュさん、こんばんわ。

コメントありがとうございます。
この映画は、私もタランティーノそのもの、タランティーノの原点ではないかと思います。あのレストランの会話、本当に面白いというか魅せられました。まさにタランティーノですね。

 なんと、次回作はティム・ロスとですか。楽しみです。

 それじゃ、また。

2008.12.15.Mon / 22:07 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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喋り・裏切り・疑い・サイコ・バイオレンス。こんな感じの映画は、クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作品「レザボア・ドッグス」。 宝石店を襲う計画を立てた、ボスのジョー(ローレンス・ティアニー)と息子のエディ(クリス・ペン)。 その二人に選ばれ集...
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