光をくれた人  
2017.08.24.Thu / 22:40 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




真実は人を幸せにするのか?


愛する人が傷つき、
不幸になると分かっていても、
真実を告げた男。

果たして真実は人を幸せにするのか?
嘘を突き通したほうが皆が幸せだったのではないのか?
しかし、この映画では最後には皆が幸せになれたのだろう。
それは、人が他人を赦したから。
たとえ、一時とはいえ、憎しみに心が支配されたとしても、
それを乗り越え、その人を赦すことができれば、
真実は人を本当の幸せに導くのだろう。

人を赦すことの重さが心に残った映画。


美しい島、美しい灯台。
美しい風景が見事にカメラに収められている。
そんな美しさも堪能できる映画。



戦争で心が傷つき、心を閉ざしている男、トム。
トムが赴任した灯台の地元に住む娘、イザベル。
恋に落ち結婚する二人。
灯台での二人きりの生活。
それが、とても幸せそう。
今まではニコリともわなわなかったトムの笑顔に、
ほっこりさせられる。
しかし、幸せは続かない。
二度の流産。
最初の悲劇はトムの優しさで乗り越えられた。
このシーンも、とても幸せな気分にさせられる。
けれど、二度目を乗り越えるのは難しい。
そんな二人に授けられた命。

嘘を突き通す自信が無いのであれば、
嘘はつかない方が良いのかもしれない。
最初から真実に従って生きるべきなのだろう。
けれど、深い妻への愛情がトムに嘘をつかせてしまう。

戦場で何があったのか?
けれど、もう自分を偽って生きたくはない。
苦しんでいる人が目の前に居ればなおさらだ。
遂に真実を間接的に語ってしまうトム。

真実が多くの人を苦しめる。
愛する娘と別れなければならないイザベルと祖父母。
生活が急激に変り、以前の生活を欲する娘、ルーシー。
自分には、なつかない娘を目の前に戸惑う、本当の母親、ハナ。

それでも真実を語ったことには価値があったのかもしれない。
イザベルは最後にはトムを赦す。
娘と離れ離れになることを承知の上で。
ハナもトムとイザベルを赦す。
それは、亡くなった夫であるフランクの遺志でもあろう。

離れ離れになったルーシーとイザベル。
けれど、皆に愛され、幸せな生涯を送ったであろう、ルーシー。
ルーシー・グレイスという名前と、それを名乗るという発想。
それには、幸せな気分にさせられる。
大人になったルーシーとイザベルが出会うことができたのなら、、
それが少し残念。


果たして真実は人を幸せにするのか?
一時とはいえ、憎しみに心が支配されたとしても、
それを乗り越え、その人を赦すことができれば、
真実は人を本当の幸せに導くのだろう。
人を赦すことの重さが心に残った映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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