2004.03.21.Sun / 22:20 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

三つの小さな願いごと
それは
子供が親に
立ち直ってほしいと願う
秘められた想い


一人息子を事故で亡くした家族。
その傷を、おのおのが引きずったままに、
アメリカでの新しい生活を開始します。

自分がしっかりしていたら、もしかしたら、
息子を死なせずにすんだかもしれない、、、
両親は必死に自分の傷を隠し、自分を責めながら、
時には相手を責め、しかし家族を慈しみ、
なんとか、生活をしています。
子供たちは、そんな両親が隠している傷を見抜いています。
そして、けなげにも、その嘘を受け入れて生活をしています。
住む場所が変われば、過去の傷を忘れることができるのかもしれない。
しかし、子供の人数を間違えてしまい、
あやうく入国ができなくなってしまいます。
それを救ったのは、最初のお願い。

全財産をかけて、父親は賭けをします。
これに勝つことができたのなら、
自分が理想とする父親に戻れるのかもしれない、、、
過去の傷から立ち直るための賭け。
そんな思いを理解し、2つめの願い事をした娘。

しかし、願いはむなしく、
両親は、やはり過去から立ち直ることはできませんでした。

マテオは最後のお別れを言わずに旅立ちます。
一番下の娘が見たのは幻なのでしょうか?
いいえ、それはマテオの本当の気持ちなのでしょう。
と同時に、父親が自分の息子にお別れを言ったのも、紛れもない真実。
悲しい別れを受け入れ、しかし、永遠のきづなを手に入れました。
父親は同時に、娘たちが両親に対してついていた嘘を理解しました。
そして、家族という存在を手に入れたのだと、
最後のお願いを、そのように感じました。

現実の世界の別れには
必ずしも真実が含まれているわけではない
夢の世界でのお別れの挨拶も
幻想と決め付けることもできない
他人のためにつく嘘や演技の中にこそ
美しい真実が隠されているかもしれない

自分の傷を隠し、自分を責めながら、
時には相手を責め、しかし家族を慈しみ、
そして、最後には幸せにたどり着きました。
「その行為、そのすべてがいとおしい。」
まさにマリオの言葉どおりの映画でした。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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