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2019.11.21.Thu / 20:11 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






ワルぶり、大人ぶっていた少女。
自分は、もう十分に大人であり、
だから、周りを強く否定する。
けれど、本当は何も知らなかった。

自分が助けたいと願った老馬。
恋心を抱いた相手の大人の事情。
自分が目指したダンサーへの道。
知らないが故に道につまづき、
つまづいては傷つく。

恐らくは、もっと賢い選択肢があったのだろう。
けれど、自分は世界を十分に知っていて、
だから、大人の指示には従わない。
けれど、それは、とても危険な選択に見える。

最後には母の元を離れ旅立った少女。
果たして彼女は自身の力で未来を切り開けるのだろうか?
幸せになって欲しい、そう思いはするが、
それが叶わないだろうということも想像できてしまう。

少女の危うさが心に残る映画。




ロンドンに暮らす少女、ミア。
友人とは喧嘩に明け暮れる。
大人に平気で毒づく。
母親を強く否定する。
心に激しい苛立ちを抱えた少女。
未来に対する不安と自信。
けれど、このままでは未来はない。
何かを変えなければ望んだ未来はやってこない。
背を押してくれる人が欲しい。
けれど母は自分を認めてくれはしない。
周りはバカばかり、何もわかっていない。
しかし、そんなミアの前に現れた母親の恋人、コナー。

ダンサーのオーディションに応募してみたい。
コナーだけは、ミアの気持ちを認めてくれて、
話を聞いてくれて、背を押してくれた。
しかし、肉体関係を結んだ途端、逃げ出すコナー。

恐らくコナーはミアの事を妹か娘のように感じていたのだろう。
これ以上関係が進めば、ミアを傷つけることになる。
だから身を引いたのだろう。
けれどミアは、それを察することができない。
コナーに妻子がいることが分かっても気持ちが収まらない。
衝動的な行動に出て、
あわや取り返しのつかないことが起こりそうになった。
そんな行動を起こしてしまうくらい、
ミアには見境がつかない。
それは少女の持つ、とても危険な危うさであろう。


鎖に繋がった老馬を助けたかったミア。
自由が無い老馬に自分を重ねたのかもしれないし、
単に可哀想と思ったのかもしれない。
しかし自由にすることが助けることでは無い。
歳を取り自由が利かなければ誰かが世話をしなければならない。
だから、鎖に繋げられていても不幸せなわけではない。
しかし、ミアには思いもつかなかったのだろう。


ダンサーのオーディションに出場したミア。
しかし、自分が目指したダンサーを応募していたわけではない。
会場で、それを知ったミアは退場してゆく。
土壇場といえども気付いたから良かったのかもしれない。
そのまま、オーディションを続けていたら、
どうなっていただろうか?


最後には特別学級を拒否して、
偶然知り合った男友達と旅立つミア。
果たして彼女は自身の力で未来を切り開けるのだろうか?
幸せになって欲しい、そう思いはするが、
それが叶わないだろうということも想像できてしまう。
それはミアは自分が思っている以上に世界を知らないから。

少女の危うさが心に残る映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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