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  ピースキーパー  
2019.12.05.Thu / 18:43 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






抑止力として世界の平和を守ってきた核兵器。
しかし、それはまやかしの幻想なのだろう。
事故やヒューマンエラー。
そして用意周到なテロリストたち。
それらの前に幻想は脆くも崩れ去る。

どこかで見たような設定ではあるが、
本家(?)の方がはるかに面白く感じられた。
突っ込みどころが満載なのは致し方ないとしても、
犯人の目的がイマイチ分からない。
そして、核兵器反対なのであれば、
核爆発は絶対に防いで欲しかった。

部分部分は面白いと感じただけに、
詰めの甘さが痛く感じられた映画。



核弾頭を造れば使いたくなる。
けれど、使われないままに50年もの平和が保たれた。
名付けられた名前の通りに、
世界を守る抑止力として機能したピースキーパー。
しかし、それは幻想なのだろう。
核弾頭はいつでも発射可能であり、
事故や人間のミスにより、大勢の人々が死に、
そして、生き残った者たちからをも未来を奪ってしまう。
奪われてしまった黒いケース。
占拠されてしまったミサイル基地。
基地に単身乗り込むクロス少佐。
どこかで見たことのある設定で、
クロス少佐がぼやけば、ぼやくほどに、
似ていると感じざるを得ない。
けれどテンポの悪さと、
話の流れの焦点がぼやけているのとで、
どうにもノレない。


ついに発射されてしまった核ミサイル。
娯楽に徹するならまだしも、
反核をテーマに据えるのなら、
核の被害の事もリサーチ済みなはずだ。
ならば、映画の中と言えども、
その恐ろしい被害を考えれば、
核爆発を描くのだけは避けて欲しかった。


ミサイル基地を占拠した犯人たち。
その主犯であるダグラス・マーフィー中佐。
結局、彼は何が目的で、何をしたかったのか?
堅固に守られていたはずの管制室の扉を開けて、
しかし、核爆発を止めようとした仲間を撃ち殺し、
大統領に渡した拳銃は弾が込められていない。
黒いケースともども落ちるのかと思えば、
カギを外してクロス少佐にミスミス渡してしまい、
核爆発を止めるチャンスを与えてしまう。
一体、マーフィーは何をしたかったのか?


部分部分は面白いと感じただけに、
詰めの甘さが痛く感じられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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