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  テッド・バンディ  
2020.02.13.Thu / 21:56 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






シリアル・キラーの被害者は、
彼に殺害された人々だけではない。
彼の嘘を信じ、心を捕らわれて、
人生を無駄にすり減らした人々も、
彼の被害者なのだろう。
そして通常の人間では、
シリアル・キラーの嘘を簡単には見破れない。

シリアル・キラーを信じて、
その心を捕らわれてしまった二人の女性。
彼女たちの不運が、とても哀れに感じられた映画。



シングルマザーである、エリザベス。
バーで出会ったテッドと親密となり、
幸せな生活を送るようになる。
しかし、テッドは女性連続殺人者。
信号無視で捕まったテッド。
しかし、様々な殺人容疑がテッドに掛けられてゆく。
映画はエリザベス視点で描かれているため、
これらが本当に冤罪のように見える。
しかし、次第に感じる違和感。
無謀な脱獄を用意周到に繰り返す。
エリザベスに恋をささやきながら、
自分に好意を持つキャロルを利用する。
面会室で事に及ぶのも異常だ。

狡猾に自身の弁護をするテッド。
しかし、崩すことができない歯形という証拠。
これを崩すために稚拙な方法を取ったテッド。
これも、とても異常に見える。


愛する人を最後まで信じ切れなかったと、
後悔に苛まれるエリザベス。
テッドの為に自身の人生を捧げ、
子供まで身籠ったキャロル。

恋は盲目、というだけではないのだろう。
身近な人間では本当の姿が見えない、
というだけでもないのだろう。
シリアル・キラーは巧みに日常に溶け込み、
周りに嘘の自分を信じさせ、
本当の姿を決して表さない。
だから彼女たちが悪いわけではないのだ。
しかし、出会ってしまったが故に、
心を捕らわれ、
人生を無駄にすり減らしてしまった。
彼女たちの不運が、とても哀れに感じられた映画。
* テーマ:最近観た映画 - ジャンル:映画 *
No.1764 / タイトル た行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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