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2020.04.16.Thu / 16:59 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。




世界的大ベストセラー、テダリュス。
それを翻訳をするために集められた九人の男女。
完全隔離された地下シェルターでの翻訳作業であるならば、
テダリュスは完璧に守られるはずだった。
しかし流出してしまうテダリュス。

金の亡者と化してしまった男。
しかし、最後には総てが暴かれる。

様々に散りばめられた伏線が見事に回収される。
それが、とても気持ち良い映画。




出版社の社長であるエリック・アングストローム。

翻訳の作業を完全に隔離された場所で行う。
それは芸術に対する敬意からではなく、
作品に対する愛情からでもない。
作品が流出してしまえば、多額の金を失ってしまう。
それはアングストロームの金銭欲のため。
しかしネットに流出してしまうテダリュス。
完全に隔離された場所から、
犯人はどのようにネットにアクセスできたのか?
犯人の動機は?

なぜ原作者であるオスカル・ブラックは正体を隠すのか?
そして、なぜ誰にも会おうとしないのか?
今も翻訳者たちにさえ、姿を見せようとはしない。

手段も選ばず、
偏執的に犯人を捜そうとするアングストロームの異様さ。

テダリュスの販売権を失ったはずのアングストローム。
しかし、どのようにして販売権を取り戻したのか?

執拗に原作者に会わせるように迫る翻訳者の一人、アレックス。



食事、暖房、電気も止められ追い詰められてゆく翻訳者たち。
遂には自殺する者もでてしまう。
そして銃で翻訳者たちを脅すアングストローム。
遂に真相を語り始めるアレックス。


最初から原作を持っていたアレックス。
ならば、あのような面倒なことをしなくても良かったはず。
しかし、アレックスは自身の正体を隠したかったのだろう。
それは父親同然だった老人を殺した犯人を追い詰める為の、
最後の切り札だったから。
そして、大ベストセラーの作者であることが知れれば、
自身の自由が無くなることを恐れたため。
執拗に原作者に会わせるように迫ったのは、
アングストロームを追い詰める為だったのだろう。


金銭欲の為に間違いを犯し、
その為に自分自身を追い込んでしまったアングストローム。
人を殺してしまい、もう後戻りはできない。
だからこそ、銃を振りかざし、
その引き金を引いてしまったのだろう。

見事に復讐を果たしたアレックス。
しかし、晴れやかさはない。
失われた大切な人は、もう、戻らない。


様々に散りばめられた伏線が見事に回収される。
それが、とても気持ち良い映画。
* テーマ:最近観た映画 - ジャンル:映画 *
No.1781 / タイトル か行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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