バックドラフト  
2001.12.31.Mon / 22:24 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。


死地に赴く彼らに
回りくどい言葉は不要だ

「You Go、We Go」

自分の体と、この言葉だけを武器に
今日も男たちは火に挑む


火は生きている。
火は呼吸をし、酸素を求めて動き回ります。
この映画を見て、火に対する印象がずいぶん変わりました。

前編は、静かに、しかし、じわじわと火の恐怖をあおり、
クライマックスでは、一気に火を見せる。

対する消防士は、火の習性を熟知し、仲間とともに火と戦う。

この映画の最後では、主人公の兄と、悲しき連続放火魔は、
火との戦いに負けて死んでしまいます。
人間が、自らの死に直面した時に、うろたえることなく、
本当に自分がそのときになすべきことを、死の恐怖に絶えながら
実行に移す。そのなんと美しいことでしょう。

二人の葬式の場面が、静かでいて、悲しく、やるせなく、ひたすら美しい。

そして、ラストシーン、そして今日も消防士は火と戦いつづける。
主人公の、それを見守る人々の行動がいい。
言葉は不要。
男の映画だと思いました。

最後に弟は兄を超えました。
「おい、あいつをみろよ。すごいやつじゃないか。あれは俺の弟だ。」
兄や弟でなくてもいい、いつか言われてみたい、言ってみたい言葉です。
きっと、言われても、言ってみても、とても気持ちのよい言葉ではないのでしょうか。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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