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  そして、バトンは渡された  
2023.03.23.Thu / 22:54 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。








この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。


数奇な運命をたどった少女。
しかし、最後に迎える幸せな光景。
それは母親とも呼べる女性のなせる業。
それを理解して少女を愛した三人の父親。
次々とバトンは渡され、
最後には最愛の人に託される。

母親とも呼べる女性の大きな愛情が、
心に熱く染みる映画。

魔性の女と愛情に溢れた女性。
その両方を見事に印象付けた石原さとみさん。
石原さとみさんの演技力が無ければ、
成立しないと感じた映画。
まさにお見事。




友達思いだけど泣き虫な、みぃたん。
母親とは死別し父親と二人で暮らす女の子。
目的の為には手段を択ばない、
魔性の女、梨花。

いつも笑顔を絶やさない。
しかし、それ故にかえって敵を作ってしまう少女、優子。


みぃたんの父親が梨花と再婚をする。
なにか魂胆があってのことと勘ぐってしまうものの、
みぃたんを強く愛する梨花。

みぃたんの父親がブラジルで暮らすと言い出し、
日本に残ることにしたみぃたんと梨花。
梨花はみぃたんをすぐに手放すのではないかと思っていたが、
二人の生活を懸命に守り大切にする梨花。

ギリギリの経済状態で暮らすみぃたんと梨花。
みぃたんにピアノを習わせるために、
富豪の男を見つけ再婚する梨花。
流石、魔性の女とも思えるが違和感も感じる。

ここは息苦しい。
みぃたんを残し家出をしては戻ってくる梨花。
なにか裏があるのではと勘ぐってしまう。

お世話になった富豪の男と離婚し、
今度は、愛情あふれる男性と再婚する梨花。
これにも、なにか魔性の女なりの理由があるのではと、
勘ぐってしまう。

しかし、最後にわかる梨花の愛情。
手段を択ばなかったのは、すべて優子のため。
その時、その時で優子にとって最適な男性を見つけては、
結婚を繰り返してきたのだ。
梨花の優子への愛情を理解し、優子を愛し大切に育てた父親たち。
梨花の優子への愛情を理解できる男性を選んだ梨花の思惑。
その思惑は上手に働く。


実の父親。
富豪の父親。
愛情あふれる父親。
優子というバトンは次々と渡され、
最後には優子が愛する男性に託される。
そのバトンリレーを演出したのは梨花。

いろいろなことがあったが、それでも皆が幸せ。
それは皆が優子を愛しているから。
そして、梨花を理解し愛していたから。
母親とも呼べる梨花の大きな愛情が、
心に熱く染みる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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