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2023.05.18.Thu / 11:47 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。







この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。


いつものメンバーが集まり、
しかし、今回はお互いを敵とみなし、
詐欺師としての勝負を始める。

英雄がいないことが不幸なのではない。
英雄を必要としていることが不幸なのだ。

ダー子には英雄は必要ない。
なぜなら頼もしくも信頼できる仲間がそばに居るから。
仲間こそがダー子にとっての英雄なのだろう。

騙されるのは分かっている。
全てが覆るのも承知している。
しかし、その顛末がとても気持ち良い。

今回も気持ちよく騙された映画。
そして、長澤まさみさんのはじけっぷりも楽しく鑑賞できた映画。



ダー子に引退を勧めるボクちゃん。
ならば、詐欺師として勝負し、
勝った者は負けた者の言うことを聞く。
マルタ島で勝負をすることになった三人。
狙うはマフィアが持つ踊るビーナス。
骨董師としてマフィアに近づくボクちゃん。
自衛官として警護をすると言ってマフィアに近づくダー子。
マフィアの妻を誘拐し踊るビーナスを強奪するリチャード。
しかし、インターポールのマルセル真梨邑に逮捕されてしまう三人。
けれど、ここから始まる大逆転劇。

本当の標的は四代目ツチノコを名乗るマルセル真梨邑。
非道な方法で美術品を漁り、
それらを私物化し、他人を見下す外道。
そんな外道に鉄槌を下すべく集まった有志。
四代目ツチノコの被害にあい心身を疲弊してしまったボナール婦人。
ボナール婦人の為に婦人に恩を受けた人々が集結する。
彼らこそが英雄なのだろう。

相手を気持ちよく騙す。
その有頂天なところで奈落の底に突き落とす。
まったくもって、とてもお見事。

騙されるのは分かっている。
全てが覆るのも承知している。
しかし、その顛末がとても気持ち良い。

今回も気持ちよく騙された映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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