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  ねこのひげ  
2023.12.14.Thu / 19:15 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人生において人は何かを選べば、何かを失う。
欲するもの総てを手に入れることは、難しい。
そして失ったことに対して後悔に苛まれるのだろう。
だからと言って選択を躊躇し、
立ち止まってもいられない。
あいまいな状況を耐えられるほど、
人は強くはないからだ。

結婚すればすべてが保証されるわけではない。
未来永劫添い遂げるということを確約するわけではない。
そして結婚するという選択が何かを劇的に変えるわけでもない。

それでも結婚という選択をした二人。
多くの者を傷つけ、多くのものを失うとしても、
今持っている誠意を相手に示すことが大切なのだろう。
先のことなどわからないし保証もできない。
それでも今の気持ちを尊重したのだろう。

それが良いことなのか悪いことなのかすらわからない。
それが人生というものなのだろう。
そんなことを感じた映画。



雑誌編集者のえり。
脚本家である賢治。
不倫関係で同棲している二人。

周りからの好奇な目。
肉親からの非難めいた言動。
表面的には二人の関係を認めてくれてはいるものの、
内心では心穏やかではない。
心の整理がつくまでには時間がかかる。

離婚協議がなかなか進まない賢治。
もし離婚が成立すれば子供にも会えない。
というか、もうすでに会えない状態となっている。
今戻れば父親らしいこともしてあげられるかもしれない。
だから、迷う。後悔する。

相手を好きになってしまったこと。
これは、もうどうにもならない。
結婚した相手が運命の人ではなく、
結婚後に出会った人が運命の人。
だから、後戻りもできない。
進むしかない。
それでも迷う。後悔する。


籍を入れれば何かが変わるのか?
結婚すれば何かが保証されるのか?
恐らく、それはない。何も変わらない。
だったら、このまま、あいまいなままでいいのではないだろうか?
それでも、えりは籍を入れて欲しいと願っている。
賢治の気持ちを考えて口に出せないだけ。
将来の保証が欲しいわけではない。
今、揺れ動いている賢治の気持ちを知りたいだけ。

最後には結婚を決める二人。
賢治の母親が認めてくれたからだけではない。
今の気持ちを大切にしたい。
目の前にいる人を大切にしたい。
だからこその選択なのだろう。


それが良いことなのか悪いことなのはわからない。
将来において激しく後悔する運命が待っているかもしれない。
それでも今を生きる。
それが人生というものなのだろう。
そんなことを感じた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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