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  SKIN/スキン  
2024.03.21.Thu / 17:49 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。








白人至上主義者グループの巧みに構成員を増やす手口。
そして、いったん構成員となったが最後、
抜け出すのは難しい。
そして、それを助長する現代社会が持つ問題。
そんなことを描いた映画かもしれない。
しかし、一番心に残ったのは、
疑似家族と本当の家族との違い。
本当の家族の愛情に触れれば、
人は更生できるのだろう。

家族の愛情の可能性が心に残った映画。



白人至上主義者グループの幹部、ブライオン。
全身に入れ墨を入れ、
なんでも暴力で解決しようとする粗暴な男。
幼き頃に暴力的な父親から逃げ出し、路上暮らし。
そんなブライオンを保護し、
母親や父親同様に育てた白人至上主義者グループのリーダー。

言われるがままに、差別を行い、暴力をふるい、
ブライオンは幹部にまで出世した。
しかし、出会ってしまったシングルマザー、ジュリーと三人の娘。



白人至上主義者を実現したいリーダー。
自分たちの主義主張を実現するために議員になりたい。
街にはびこる黒人たちを一掃したい。
それには資金と活動を実施する構成員が必要だ。
路上に暮らす少年たちを保護する。そして育てる。
彼らを安価に使ってタトゥーショップを経営し資金を調達する。
デモや反社会的な活動も実施させる。

現状に疑問を持たせないために黒人という共通の敵を作り訳なく憎悪させる。
逃げ出さないように入れ墨を施す。
幹部への出世という飴、体罰という鞭を巧みに使い分ける。

路上の少年たちを保護し育てるのは愛情の為ではない。
利用価値があるから、なのだろう。



ブライオンが幸運だったのは、
一方的な価値観のみを刷り込まれてきただけだったから。
そこに別な価値観を教えられれば気持ちが揺らぐ。

本当の父親や母親ならば愛情に対して見返りを求めない。
そしてジュリーはそれを実現している。
その身に危険が及ぼうとも娘を暴力から守る。
見返りは求めない。その態度はぶれない。

そして無垢な存在、懸命に生活している彼女たちを守りたい。
そう考えたとき、ブライオンは現状から逃げ出すことを選択したのだろう。

入るのは簡単、逃げ出すのは難しい。
しかし、希望はある。
この世界には、ブライオンを見捨てずに救おうとする人々がいる。
だからこそ、ブライオンも最後には救う立場についたのだろう。


利用価値があるから育てた疑似家族。
お互い愛し合っているから相手の為には犠牲をいとわない本当の家族。
そして、本当の家族の愛情に触れれば、
人は更生できるのだろう。

家族の愛情の可能性が心に残った映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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