デイ・アフター・トゥモロー  
2005.01.02.Sun / 19:59 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

テーマとして環境問題や家族愛を描いた映画であり、
しかし、映画の展開としては、典型的なディザスタームービー。
これらがバランスよく構成されたと感じるか否かで、
この映画の評価が分かれるように感じました。

ちなみに私にはバランスよく感じられましたが、、、

映画の前半は環境問題について語られています。
京都議定書を無視し、経済優先を打ち出すアメリカの副大統領。
その結果起きてしまう大惨事。
大画面に繰り広げられる地獄絵は、
CGの迫力もあって、ものすごく恐ろしいものに感じます。
しかし、CGの迫力だけではありません。
さっきまで、言葉をしゃべり、生きていたことを見せていた人々が、
容赦なく、しかも、あっけなく死んでいきます。
通常のディザスタームービーではありえないような無残なシーンです。
さらに、この大災害は、
環境よりも経済を優先させた結果であることを、私たちは知っています。
規模や速度は違えども、明日にでも起こりうる災害。
そして、それは、現在、私たちが誤った選択であることを知りつつも、
正すことが出来ない結果として、私たちの将来に生じる可能性がある事も、、、
このペースでこの映画が進めば、
とても正視に堪えられない映画になっていたかもしれません。

後半に描かれるのは、親子の物語。
環境問題との共通点として描かれているのは、
間違っていた、だが、やり直しは、まだ間に合う、
それは大変な道ではあるが、、、ということなのでしょう。
ジャックは息子を助けるためにニューヨークに向かいます。
しかし、それは本当は自分の間違いを取り戻すため。
仕事を優先させ、息子になにもしてやれなかった、、、、
息子との約束を守ることで、失われた時間を取り戻したい。
結果(救出)が大事なのではなく、
約束したことを守りたかったのでしょう。
息子も父親との約束を守ることで、
父親との絆を取り戻したかったのかも知れません。

最後には、父親は約束を守ることができ、
大自然の猛威の中でも生き残ることが出来ました。
人類も自らの過ちに気づき、それを正そうとします。

この救いようのない災害を、親子の物語で締めくくることにより、
なんとか、希望を見せ、ディザスタームービーとしてまとめたのは、
苦肉の策だったのかもしれません。

ただし、つっこみを入れだすとキリがない映画でもあり、
あの後、氷河期が始まり、これからが大変なのにもかかわらず、
なにやら、希望を見せすぎたのはちょっと引っかかりました。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.242 / タイトル た行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

こんにちは!
また、自分が観た作品の話題で、すいません。(^_^;

ヤンさんは、後半の親子の物語を好意的に捉えてますね。
私には、この映画にドラマを加えようと、
ムリして付けたもののように思えて、いただけませんでした。

ヤンさんも最後のほうで指摘している通り、
つっこみどころが多い作品のように思えました。
ただ、今観ると、災害シーンは、とても身近で恐ろしかったです。
地球温暖化にまた目を向ける、いい機会になりました。

2008.05.20.Tue / 12:27 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

 この映画の前半は、本当に恐怖でしたね。
 後半は確かにちょっとこじんまりしてしまいましたが、私にはよかったです。親子が自然に挑む姿、親子の関係をやり直そうとする姿に、環境問題に取り組むべき自分たちの姿が、なんとなくダブって見えてもきました。
 でも、相変わらずエメリッヒ監督の作る映画は、後半は突っ込みどころ満載でしたね。

それじゃ、また。

2008.05.22.Thu / 20:22 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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