2005.04.22.Fri / 23:32 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

人生において、時に女性は苦渋の選択を強いられる。
自分の人生を掛けなければならない選択を。
生むべきか、生まざるべきか、
別れるべきか、別れないべきか、、
身勝手な男性と、受身にならざるを得ない女性。
しかし、それでも女性には、それを乗り越えるだけの力がある。
奪った相手さえも赦し、受け入れ、優しささえ、示すことができる。
たくましく生きぬく力を持っている。

男という生き方は、人から奪うだけなのかもしれない。
しかし、それからは何も生み出さず、末路は枯れてゆくのみ。

女は、人に与えることができる。
喜びを、命を、愛を、そして、人生を。
ホモ、バイセクシャル、感染症、未婚の母、
そんなもの、すべての存在を受け入れる。
そして、愛する者の存在を慈しみ、はぐくむ。

二人のエステバンが死しても、なお、
新しい命のエステバンに受け継がれてゆくのは象徴的。

そんな懐の深さを持った人を母親と呼ぶのかもしれない。
そんな、たくましい彼女たちが美しい。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.275 / タイトル あ行 /  comments(2)  /  trackbacks(2) /  PAGE TOP△ 拍手する
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- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
このレビュー、とても簡潔に映画の全てを
言い表していて、いいですね~★
納得しながら読ませてもらいました。

この映画は、女性の懐の深さや逞しさを
描いてましたね。
>男性の末路は枯れてゆくのみ・・・
笑っちゃうけど、登場人物は皆そうだった~(^^;

新しい命のエステバンはウィルスを抑制して
困難を乗り越えると言う、希望のあるラストで、
後味も良かったです。

2010.11.18.Thu / 14:40 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんにちは。

 アルモドバル監督は、こういう映画を撮るのが上手ですね。
>男性の末路は枯れてゆくのみ・・・
って、男の私でも、そう納得させられてしまうような映画でした。

女の人の真の強さが光った映画で、
確かに後味も良かったと思います。

それじゃ、また

2010.11.20.Sat / 15:39 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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