コーラス  
2005.05.02.Mon / 13:05 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

とても微笑ましい映画です。
ストーリー的には、かなりあっさりとしていて、
優等生的ですらあるのですが、
主演のジェラール・ジュニョの等身大、自然さを感じさせる演技が、
それを救っています。

教職に挫折し、夢も破れ、
取り柄も何も無い中年の男、マチュー。
しかし、何が本当に大切なのかを知っています。
生徒や校舎を恐れてはいますが、
それでも、夢に向かって再び挑戦します。
そして、他人からの評価、先入観に惑わされず、
「君に合っていないことをするな。」
と子供たちを諭します。
そんなことは判っていても、でも衝動が止められない子供たち。
母親と仲良くしているマチュー先生にインクを投げつけるモランジュ。
マチュー先生は、いったんはモランジュを突き放しますが、
でも本当は知っています。
インクを投げたのは、モランジュの本心ではないことを。
誤りたい、赦してほしい、そんな胸の内を。
歌を通しての二人の交流がとても、微笑ましい。
些細な行き違いも、それまで培われた絆があれば、大丈夫なのでしょう。
そして、何の取り柄もないマチュー先生かも知れませんが、
本当はなにが大切なのか、なにが正しいことなのかを、よく知っています。
それだけでも、立派なことです。
ですが、どこかさえない、微笑ましい先生でもあります。
モランジュの母親に恋をするものの、
振られてしまうのも、微笑ましい。

追いかけてきたピペノを仕方が無いなあという表情で
つれて行くのも微笑ましい。

美しかったコーラス以上に、
なにか大切なものを魅せてもらった気がした映画でした。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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