2005.08.14.Sun / 21:50
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
ついに見届けることができた満足感。
そして、ついに完結してしまった寂しさ。
シリーズ物につきものな感情ではあるが、
この映画では、その想いはとても大きい。
Ep3を観ると、やはり全体の印象は違って見える。
それは、ちょっともの足りなかったEp1やEp2でさえ。
パドメの「共和国はすでに失われているのだとしたら、、、」
は、Ep1の副題である「ファントム・オブ・メナス」に通じる台詞であり、
同様に、「かくて万来の拍手の中、自由は失われた。」という台詞も、
Ep2のヨーダの最後の台詞、「暗黒面のとばりが降りてきた」に、
通じているように感じる。
いろいろな意味でシンメトリックに作成された、このシリーズ。
親子の物語。そして、Ep1-3とEp4-6は、本当に似たような構成。
Ep3の最後、絶望の象徴であるダース・ベイダーの誕生と、
希望である二つの命が誕生するシーンの対比は見事。
しかし、この映画の言わんとするところは、物事の表裏は一体。
善は悪に通じ、悪は善に通じる。
倒す、倒されるという価値観ではなく、調和が大切なのだろう。
そして、言わずもがなではあるが、
このシリーズは親子の生き方を描いた映画。
似たように生きた二人の親子、ルークとアナキン。
しかし、その結末は、まったくの正反対。
その理由は、いろいろあるだろう。
Ep1で、強い母子の絆を描き、しかし、Ep2で起こる悲劇。
そして、Ep3で再び夢に出てくる大切な人を失う悪夢。
自らの力なさ故に、大切な人が失われてしまった、、、、
アナキンにとっては、それは大きなトラウマ。
ヨーダの「失うことを恐れるな」の助言も、
彼にとっては受け入れらるわけもない。
失われた父は、優れた宇宙飛行士だと聞かされていたルーク。
憧れてもいただろうし、尊敬さえしていたのかもしれない。
しかし、倒すべき相手が実の父親であったと知ったとき、
世の中には、力だけでは、解決できない事があることを知る。
二人が置かれた環境もまったく違う。
謀略渦巻くコルサントと、辺境惑星のタトウィーン。
戦時下とはいえ、手段のためには目的を選ばなくなってしまったジェダイ。
弟子を気遣いながらも、しかし立場が微妙なオビワン。
シスの巧みな誘いに、次第に、ジェダイを疑い、オビワンを疑い、
疑心暗鬼にとらわれるアナキン。
しかし、ルークには、彼を縛るものは、なにもない。
そして、自分の危機に命を掛けて助けてくれる友、ハン・ソロがいる。
思うにジェダイ達は、いつから、その道を踏み外したのか?
アナキンにスパイを強制し、無抵抗を装うシスを殺そうとしたメイス。
Ep5では、ルークに嘘を教え、ベイダーを殺させようとしたオビワン。
それは、戦争だから仕方ないことなのか?
シリーズを通じて一番好きなシーンと問われれば、Ep6のラスト。
ベイダーにわずかな良心を感じ、敗北したベイダーを殺さなかったルーク。
ルークの「僕と一緒に行こう。僕が助けるから。」の台詞に、
ベイダーの「すでに、もう、助けてくれた。」
この台詞に胸が熱くなる。
そして、一人、アナキンの火葬を行うルーク。
今、見直せば、もっと違った感動を味わえるのかもしれない。
最後にはジェダイに帰還するアナキン。
暗黒面に落ちたのも、彼の強い愛情のため。
ジェダイに帰還できたのも、彼の強い愛情のため。
彼の基本は何も変わっていない。
無抵抗な者を殺した自分、殺そうとしたジェダイ。
しかし、抵抗する力を失ったベイダーを殺さなかったルーク。
ジェダイの崇高な精神はここに蘇り、そして、アナキンは帰還できたのかもしれない。
あらゆる意味でEp4につながったEp3。
タトウィーンの二つの太陽。
オルデラーンの美しい自然。
しかし、Ep4で待つ彼らの悲惨な末路を思うと、悲しさに襲われる。
そして、一番印象的な引継ぎは、パドメの最後の言葉。
「アナキンの中には、まだ、善の心が残っている。」
赤ん坊であったルークは、彼女の言葉をしっかりと受け止めたのだろう。
そして、Ep3で再び夢に出てくる大切な人を失う悪夢。
自らの力なさ故に、大切な人が失われてしまった、、、、
アナキンにとっては、それは大きなトラウマ。
ヨーダの「失うことを恐れるな」の助言も、
彼にとっては受け入れらるわけもない。
失われた父は、優れた宇宙飛行士だと聞かされていたルーク。
憧れてもいただろうし、尊敬さえしていたのかもしれない。
しかし、倒すべき相手が実の父親であったと知ったとき、
世の中には、力だけでは、解決できない事があることを知る。
二人が置かれた環境もまったく違う。
謀略渦巻くコルサントと、辺境惑星のタトウィーン。
戦時下とはいえ、手段のためには目的を選ばなくなってしまったジェダイ。
弟子を気遣いながらも、しかし立場が微妙なオビワン。
シスの巧みな誘いに、次第に、ジェダイを疑い、オビワンを疑い、
疑心暗鬼にとらわれるアナキン。
しかし、ルークには、彼を縛るものは、なにもない。
そして、自分の危機に命を掛けて助けてくれる友、ハン・ソロがいる。
思うにジェダイ達は、いつから、その道を踏み外したのか?
アナキンにスパイを強制し、無抵抗を装うシスを殺そうとしたメイス。
Ep5では、ルークに嘘を教え、ベイダーを殺させようとしたオビワン。
それは、戦争だから仕方ないことなのか?
シリーズを通じて一番好きなシーンと問われれば、Ep6のラスト。
ベイダーにわずかな良心を感じ、敗北したベイダーを殺さなかったルーク。
ルークの「僕と一緒に行こう。僕が助けるから。」の台詞に、
ベイダーの「すでに、もう、助けてくれた。」
この台詞に胸が熱くなる。
そして、一人、アナキンの火葬を行うルーク。
今、見直せば、もっと違った感動を味わえるのかもしれない。
最後にはジェダイに帰還するアナキン。
暗黒面に落ちたのも、彼の強い愛情のため。
ジェダイに帰還できたのも、彼の強い愛情のため。
彼の基本は何も変わっていない。
無抵抗な者を殺した自分、殺そうとしたジェダイ。
しかし、抵抗する力を失ったベイダーを殺さなかったルーク。
ジェダイの崇高な精神はここに蘇り、そして、アナキンは帰還できたのかもしれない。
あらゆる意味でEp4につながったEp3。
タトウィーンの二つの太陽。
オルデラーンの美しい自然。
しかし、Ep4で待つ彼らの悲惨な末路を思うと、悲しさに襲われる。
そして、一番印象的な引継ぎは、パドメの最後の言葉。
「アナキンの中には、まだ、善の心が残っている。」
赤ん坊であったルークは、彼女の言葉をしっかりと受け止めたのだろう。