LOVERS  
2005.11.10.Thu / 23:04 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




男女の三角関係というよりは、
逃れられない宿命や組織の掟、
駒のごとく扱われ、踏みにじられる人の想い、
しかし、自由への憧れが、印象的な映画。
そして、話は二転、三転。
真実かと思えば偽りなのですが、
しかし、偽りの中に真実があった映画。

女のために、自分がいた組織を捨てたジン。
方や、女のために、組織での出世を目指したリウ。
一人の女のために、対照的な道を歩む男たち。
そして、どちらも選ぶことが出来なかったシャオメイ。

お互いをだましているはずだった逃避行。
しかし、死の危険という現実が、二人の嘘を超えてしまします。
組織から駒のごとく扱われ、危険にさらされた二人の命。
そんな生き方に嫌気がさしたのかもしれません。
シャオメイのもとに二度戻るジン。
二度ともに、ジンに理由を尋ねるシャオメイ。
「きみのためなら、戻るさ。」
組織を捨てて風のように生きたい。
それはきっと、シャオメイが憧れて求めた生き方なのでしょう。
しかし、そんな生き方があることを知るには、遅すぎました。
風のように生きることを選択するに、時は遅すぎたのです。

そんな葛藤の中、どちらも選ぶことが出来ず、死を選ぶシャオメイ。
リウに殺されることを覚悟で、ジンのもとに走ります。
それは、リウに殺されたいと願った結果なのでしょう。

ジンを助けるために、胸に刺さった刃を抜こうとするシャオメイ。
この時、愛に破れたことを悟ったリウも、また、
シャオメイに殺されることを望みます。
しかし、シャオメイの選択は、
両方ともに生きて欲しいという選択。

リウは、シャオメイのために、組織での出世を目指し、
彼女のもとを3年もの間、離れて暮らしました。
シャオメイが一人で過ごした3年間。しかし、
シャオメイは、本当は戻ってきて欲しかったように思います。
ジンがしてくれたように。
リウにも、「きみのためなら、戻るさ。」と、
言って欲しかったようにも思いました。

組織の非情さゆえに、美しくも、しかし、はかない彼らの想い。
映像はとても美しいのですが、
幕切れは、なんとも、哀れな映画でした。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.333 / タイトル ら行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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