ライフ・アクアティック  
2005.12.22.Thu / 22:25 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。


人は人生で
何かを探し
何かを失い
そして、何かを得るのだろう


とてもわざとらしい会話と、
まるでふざけたような海洋生物たち。
しかし、この映画で交わされる人々の感情には、
とてもリアリティがあります。

人生は冒険だ。そして、探求だ。
さまざまな人と出会い、人生を共にし、
新しい相手や、それまでのなじみの相手との関係において、
何かを求め、なにかを見つけ、何かを失ってゆく。
資金繰りは厳しく、夫婦仲も冷え切っている。
撮影する映画はヒットせず、
ちょっと行き詰まっている中年男のスティーブ。
わがままというよりは、自意識過剰で、いわゆる、ええかっこしいな男。
父親になることを恐れてはいたものの、ネッドを息子に迎えます。
ええかっこしいの男らしく、最初は外見や体裁で築かれた関係が、
次第に、相手を生身の人間として意識し、嫉妬し、しかし、愛してゆく。

彼らの航海には、パズルの断片のように、家族の幸福が散りばめられている。
失敗し、誤解し、言い争い、分かれても、最後には一つに繋がってゆく。
だから、この映画を見た人は幸せな気分に浸れるのだろう。
この家族にも似た、彼らの船に乗りたくなるのだろう。
彼らとともに、「ホー」と手を合わせたくなるのだろう。

そして、とても美しいラストの出会い。
人生の終わりには、そして、人が求めた先には、
なにか美しいものが待っていてくれているに違いない。
そんな素敵な気持ちにさせてくれる、タイガー・シャークとの出会い。
人生は、きっと、なにか美しいものを求める冒険なのでしょう。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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