スーパーサイズ・ミー  
2006.01.26.Thu / 21:10 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




ファーストフードを、
1日3食1ヶ月間食べ続けたら人間の体はどうなるか?
体にとても悪そうという、結果は見えているのですが、
自らの体を使用して実証する様は、一見の価値があります。
そして、なぜ、人(アメリカ人?)は、
ファーストフードを食べ続けてしまうのか?
そこに見え隠れする資本主義の行き着く先。
切り口はソフトなのだけれど、考えさせられる映画です。

1ヶ月の間、3食マクドナルドを食べ続ける。
オーバーカロリーによる肥満等、とても体に悪いことは、
予想はしていましたが、この映画で示される結果は想像を超えていました。
肝臓の状態は、重症のアルコール依存症患者と同じであり、
中毒症状さえも引き起こしている。
そして、医者たちからは、死の宣告。

この実験は、
肥満症に悩む若い女性2人が“肥満になったのはハンバーガーが原因”
としてマクドナルド社に訴訟を起こしたことがきっかけで始められたそうです。
このニュースを聞いた時、それは自己責任の話であり、
なんでも訴訟沙汰にするのは、アメリカらしいと思ったものです。
しかし、、、、
自己責任と会社責任、その境目はどこにあるのでしょうか。
マックが体に悪いということは誰でも知っているはずです。
ならば、食べなければいいし、食べる量を減らせばいい。
大人ならば、そう、考えるでしょう。しかし、子供は?
小さな頃から、マックを刷り込まれ、給食もファーストフード。
誰からも適切な栄養教育を与えられず、
マックには、自社製品になにが含まれているかを示した表も少ない。
親が子供に栄養教育を施せるのは、一日3回の食事の機会が限度なのですが、
TVのコマーシャルには、日に何十回となくファーストフードの広告が流れます。
そして、食べ物自身には、中毒効果もあります。
これで、どのようにして子供に自己責任を果たせというのでしょうか。
そして、親にどのように子供を教育すればいいというのでしょうか。

当然ではありますが、企業は利潤追求が第一であり、
顧客の健康は2の次、3の次。
そんな会社が、必死になって儲けようとしているのです。
年に何十億ドルのお金をかけて、私達に、買わせようとしているのです。
厳しい競争を生き抜くために儲けることを用意周到に実践するプロと、
健康のことは、とかく、後回しにしがちな社会。
勝負は見えているというものです。

お客様を大切に、そうすれば商売は自然と、うまくいく。
マクドナルドの創立者の言葉ですが、
今となっては、とても皮肉な言葉です。

日本人にとっては、マックなどは、対岸の火かもしれません。
ですが、これを、即席ラーメンやカップ麺に置き換えたら?
コンビニ等のお弁当は?
誰か、実験して、教えてくれないでしょうか?
自由競争経済の行き着く先になにがあるのかを。
私は遠慮しちゃいますが、、、
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.355 / タイトル さ行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.