ブロークン・フラワーズ  
2006.05.25.Thu / 22:53 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。


人生には求めてみても
決して得られない答えがある
今が大切だと分かっていても
求めたくなる過去がある


ビル・マーレイ演じるドンは、
流れに身を任せるように生きている。
家庭を持つことは、いやそうなのだけれど、
今の恋人に強制されれば、いやとは言わないのだろう。
そんな風に、流れに身を任せている、つかみ所がない人生。
それでも、何かを求めている。
ひょんなことから、20年前の恋人達と会う機会が出来た。
口では会いたくないと、行っているくせに
リストを作り、荷造りをし、出発してしまう。

20年前の恋人達の人生。
それは、決して、今の自分とは交わらない人生。
それでも、そこに何かを求め、
しかし、深入りすることは嫌がり、
彼女たちと出会う旅を続ける。

息子かもしれない青年と出会う。
しかし、彼との人生も、決して自分の人生とは交わらない。

結局、答えは見つからない。
突き放すかのごとく終演するラスト。
人生には求めてみても、
決して得られない答えがあるのだろう。
交わらない人生を生きる人たちと話をしても、
答えは見つからない。
きっかけを得て、過去を振り返っても、
そこに答えは存在しない。
しかし、それでも、求めてしまう。
それは、人は皆、さみしい存在だからなのだろう。
口では、未来が大切だから現在を大事に生きろ、
などと講釈を垂れてみても、
現在、何をしているのか分からない自分に対して、
答えを過去に求めてしまう。

そんな迷えるドンが、なんだかとても滑稽で、
だからこそ、私も立ち止まり、
彼の話を聞いてあげたくなるような、
親近感を感じてしまう、そんな映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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