カサノバ 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。




母親を、永遠に続く愛を求め、
女たちの間をさまようカサノバ
よくあるストーリーなのかもしれません。
しかし、判官贔屓なのかもしれませんが、
ハルストレム監督が描くと、
そんな、ありきたりのストーリーも、
極上の恋愛コメディに仕上がります。
そして、カサノバを助けにきた女性の正体。
ラッセ・ハルストレム監督の「しみじみ、ほのぼの」の魂は、
ここにも健在を示してくれた映画。
幼い頃に、母親に置き去りにされたカサノバ
永遠の愛を求め、女性たちの間をさまよいます。
永遠の愛を見つけることは、
母親が自分を迎えに来てくれることと、等価だからなのでしょう。
しかし、その武勇伝(?)は、
尾ひれがついて、庶民の娯楽にさえなってしまっています。

途中までの、バタバタ喜劇は、これが、ハルストレムの作品か?
と思わずにはいられない展開。
こういった作品は、とかく下品になりがちです。
ですが、とても上品に仕上がっています。
カメラワークや美術、なによりも役者の使い方、配し方。
さすがにハルストレム監督です。

最後に明かされる、母親の息子への愛情。
母親は決して息子を忘れてはいなかったのです。
それは、とても幸せなエンディング。
そして見つけた永遠に続くであろう恋愛。

恋愛は、こうあるべきだ、と諭しているわけではないのでしょう。
しかし、人が人を好きになり、その好かれることは、
それ自体がとても幸せなこと。
それが母親ならば、なおさらのこと。
そんな、当たり前のことを実感させてくれた映画。

コメント

久々のコメントです

ヤンさん、こんにちは!
「カサノバ」、ご覧になられたのですね〜。
まだ観ていないのですが、わたしも全米公開当時から、ヒースがどんなカサノバを演じてくれるんだろう?と、とても気になっていたんですよ。
ヤンさんの記事を拝見しながら、ハルストレム監督がどう仕上げてきたのか、ますます観たくなってきました。
「カサノバ」といえば、フェリーニ監督&ドナルド・サザーランドと思っていましたが、
今回は次世代のカサノバを作り上げたのかしら?と期待しています。
うんうんヒース、いい役者になってきましたね〜っ♪

遅レスですいません。
しばらくネットにアクセスできない環境にいたものですから、、、

この作品は、宣伝で失敗してるなーと思います。「カサノバ」という題名から想像するようなシーンは一切ありません。そして、ヒースが女たらし、を演じているわけでもありません。
 ハルストレム監督は、今回は細かな心理描写よりは、ストーリー重視で押してくれていて、しかし、最後にキチンと落としてくれています。映像もとても美しかった、、、機会があれば、ぜひ。

楽しかったです

ヤンさん、こんにちは!
この作品は、今までのハルストレム色を感じなかったので、
それを意識せずに、面白いストーリー展開を中心に鑑賞しました。
でも、映像の美しさは、監督ならではのものだったんでしょうね。
気球の布を船の帆に使って、パッと水上で開いた時の美しさが、
とても印象に残っています。

ちょっと物足りなかった点があります。
永遠の愛をみつけた時、二人で愛の言葉のやりとりを
もっと交わしてくれたらさらに盛り上がったのにと思うんです。
ドタバタの末に結ばれた二人の描写が、あまりに淡々としてました。

リンクさせてもらいました。ありがとうございます!
ちゃんと出来ているか、お暇な時にご確認ください。
これからも、よろしくお願いします〜☆・:.,;*

確かに物足りませんでしたね

YANさん、こんばんは。

ハルストレム監督は、お気に入りの監督なのですが、
実は、劇場で見た作品は、これが初めてでした。
記念すべき第一作でしたが、正直、
確かに物足りない点もありましたね。
 ですが、最後の収束の仕方と美しい夜景や気球なんかは、
ハルストレム監督らしさが出ていましたね。
今後の作品にも期待したいです。

 リンクありがとうございます。
 こちらは、しばらくお待ちください。
 こちらこそ、よろしくお願いします。

それじゃ、また。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yan2005.blog10.fc2.com/tb.php/416-e070e13b

カサノバ

監督:ラッセ・ハルストレム 製作:2005年 アメリカ 出演:*ヒース・レジャー *シエナ・ミラー *ジェレミー・アイアンズ 恋愛至上主義  100万もの恋か、ただひと...
  • [2007/10/25 15:45]
  • URL |
  • Rocking Chair Blog |
  • TOP ▲