アサルト13 要塞警察  
2007.01.18.Thu / 22:45 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




設定は、典型的な篭城戦を描いたアクション映画です。
しかし、追い詰められる緊迫感よりは、
立てこもる側が一枚岩で無いことによる緊迫感、
誰がいつ裏切るのか、そんな緊張感を中心に描いた映画です。


捜査の最前線には、もう、出たくはない。
囮捜査で同僚を失い、人生に後ろ向きなローニック。
今日もカウンセリングで本音を指摘され、
憂鬱な日々をすごしています。

神に祈ったが死んでいった人間を何人も見た。
とても醒めた人生観を持つ、暗黒街の大物ビショップ。
自分が協力するのは、自分の利益につながる時のみ。
しかし、わざわざ、そう宣言する辺りに、
彼の複雑な想いが垣間見られるような気がしました。

そんな2人を含めた8人が老朽化した警察署に閉じ込められます。
包囲して、彼らを殺そうとするのは、プロの警察官。

攻める側は、どちらかといえば力押しをするのではなく、
一度失敗をすれば、AV5を呼んだりとか、
相手の出方を読んで、乗り捨てられた車に罠を張るとか、
なかなか、巧妙です。

守る側は、それぞれの立場の違いで、相手を憎んだり、疑ったりと、
こちらも目が離せません。
あと、どのくらい守りきれば朝が来て生き残れるとか、
残りの弾の数は、いくらくらいだとか、
所内に罠を張って、兵力差を補うとか、といった、
この手の映画の常套的シーンはありません。
よって、生き残りをかけた緊迫感はあまり沸きませんでしたが、
その変わりにあるのは、いつ、誰が裏切るかといった緊張感。
囚人に銃を渡して、そのことに反対されたり、
途中で加わった警官を疑う者、かばう者がいたり、
脱走を実行したり、仲間を売ったり、、、
ビショップも、当然、脱走の機会を伺っています。

人生に後ろ向きな男と醒めている男。
しかし、共に、実は、
自分の人生に信じるものが欲しいのではないか、
そして、立場は違えど、
信じることができそうな存在が目の前にいる。
ローニックとビショップの奇妙な友情からは、
そんなことを感じました。

警官殺しは許さない。
囚人といえど、市民の命を守るのは警官の仕事。
そんな想いを最後まで貫いたローニック。
多分彼は、最前線に復帰して行くのでしょう。

突っ込みどころは満載なのですが、
勢いで押して、押して、押しまくった映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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