2007.06.28.Thu / 22:12
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
三部作の完結編というよりは、前作の完結編。
大画面のド迫力は十分に堪能できたものの、
どうにも物足りない。
突っ込みどころ満載なのは全然OKなのだが、
もっと面白く創れるのではないか?
そんな感想を持ってしまうとても残念な映画でした。
フライングダッチマン号を配下に従え、
圧倒的な武力により海を支配しようとする東インド会社。
彼等を倒す秘策は二つ。
海の女神カリプソを蘇らせるか、
ダッチマン号を奪い返すか。
前者の望みが潰えた(意味を成さなかった)今、
最後の希望は単身敵地に乗り込んだジャック・スパロウ。
ジャックの為に時間を稼ぐ為、
海賊の、海の自由を掛けて、
一騎打ちを繰り広げるブラックパール号とフライングダッチマン号。
逆転を賭けて戦うジャック!!
そして、戦いの中での結婚式。
、、、、
と、確かにラストは異様な盛り上がりを魅せはするものの、
しかし、大画面の迫力以上には盛り上がらない。
どうにも物足りない。
多分盛り上がる為の要素が強く印象づけられていないから、
ではないのだろうか?
一つには登場人物達の目的がバラバラ過ぎる、いや、
バラバラなのは一向に構わないのだが、
もう少しオシャレに魅せられなかったのか?
建前は海の自由を取り戻すことが目的であっても、
実は本音の所は自分の個人的な目的の為に戦っている、、、
という具合に、、、
どうも各登場人物達の本音が全面に押し出されてしまい、
まとまりに欠いた感じ。
言わずもがなではあるが、
この映画の魅力はジャックのキャラクターにある。
そして、それを引き立てているのが、
正反対な性格に見えるウィルなのであろう。
一見不真面目でオチャラけている様に見えるジャック。
しかし、ぬけめなく策を巡らし見事に敵を欺く。
一方、生真面目で融通が効かないウィル。
しかし、いざというときの見事な行動力。
そして、この二人は魂の底の方では似ている。
だからこそ、二人はお互いの良き理解者となれるのだろう。
そして、全くの正反対な性格が、互いを、特にジャックを、
引き立てているのたろう。
しかし、作品を経る毎にジャック化してゆくウィル。
二人が似たような行動を取ってしまえば、二人の魅力は、
対比でき難く、薄れてくるのは仕方ない。
裏で、サオ・フェンと取引するウィル、
しかし、してやられる辺りジャックの様でいて、
いかにも中途半端。
あとは、雑談になりますが、、、
バルボッサとジャックの父親である キース・リチャーズが、
かっこいいのが救い。
サオ・フェンには、
最後の決戦で見せ場を造って欲しかった。
エリザベスの親父、ノリントンの末路も、かわいそう。
デッドマン・チェストのラストで、
クラーケンに食べられるのは、
ウィルのほうが似合っていたし、
各自の性格として、無理なく盛り上がったのでは?
エンドロールの後の最後のシーンも、
物語を締めくくるにふさわしいシーンなのだが、
ハッピーエンドには、どうしても思えず、とても後味がわるい。
せっかくの魅力キャラクターが生かし切れていない残念な映画。
バラバラなのは一向に構わないのだが、
もう少しオシャレに魅せられなかったのか?
建前は海の自由を取り戻すことが目的であっても、
実は本音の所は自分の個人的な目的の為に戦っている、、、
という具合に、、、
どうも各登場人物達の本音が全面に押し出されてしまい、
まとまりに欠いた感じ。
言わずもがなではあるが、
この映画の魅力はジャックのキャラクターにある。
そして、それを引き立てているのが、
正反対な性格に見えるウィルなのであろう。
一見不真面目でオチャラけている様に見えるジャック。
しかし、ぬけめなく策を巡らし見事に敵を欺く。
一方、生真面目で融通が効かないウィル。
しかし、いざというときの見事な行動力。
そして、この二人は魂の底の方では似ている。
だからこそ、二人はお互いの良き理解者となれるのだろう。
そして、全くの正反対な性格が、互いを、特にジャックを、
引き立てているのたろう。
しかし、作品を経る毎にジャック化してゆくウィル。
二人が似たような行動を取ってしまえば、二人の魅力は、
対比でき難く、薄れてくるのは仕方ない。
裏で、サオ・フェンと取引するウィル、
しかし、してやられる辺りジャックの様でいて、
いかにも中途半端。
あとは、雑談になりますが、、、
バルボッサとジャックの父親である キース・リチャーズが、
かっこいいのが救い。
サオ・フェンには、
最後の決戦で見せ場を造って欲しかった。
エリザベスの親父、ノリントンの末路も、かわいそう。
デッドマン・チェストのラストで、
クラーケンに食べられるのは、
ウィルのほうが似合っていたし、
各自の性格として、無理なく盛り上がったのでは?
エンドロールの後の最後のシーンも、
物語を締めくくるにふさわしいシーンなのだが、
ハッピーエンドには、どうしても思えず、とても後味がわるい。
せっかくの魅力キャラクターが生かし切れていない残念な映画。