憑神  
2007.07.20.Fri / 21:54 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




彦四郎が最後にたどり着いた結論には、
少々首を傾げたくはなるものの、
深く考えなければ、
脇を固める芸達者な役者さん達の、
演技が楽しい映画。


間違って、三巡稲荷に手を合わせてしまった彦四郎。

最初にやってきたのは貧乏神。
彦四郎を慕ってくれている小文吾に助けられ、
憎い井上軍兵衛に、宿替えすることが出来た。
次に来た疫病神も、
兄に身代わりになってもらうことが出来た。
思わぬ形で、自分自身の、
生来の人の良さに助けられる形となった彦四郎。
しかし、身代わりになってもらった人々の悲劇。
そして、次に来たのは死神。
もう、他人に代わってもらうわけにはいかない。
自分の死に方を模索する彦四郎。


想いが通じれば、形は偽者でも、本物になることが出来る。
それは、家宝の刀でさえ。影武者である自分でさえ。
自分には自分にしか出来ないことがある。
自分にしか出来ない、死に方も。
幕府の巻く引きという死に場所を見つけた彦四郎。

軽快に進むストーリーは江戸時代の小話の雰囲気。
だから、最後のオチは、もうちょっとひねりが欲しかった。
ハッピーエンドにつながる様な、、、
所詮、死からは何も生まれないのでは?
そこがとても残念。

脇を固める芸達者な役者さん達が皆、はまり役。
彦四郎に取り付く神々は、とても個性的。
特に西田敏行さんは、生き生きとしていて、楽しそう。
彦四郎の兄を演じた佐々木蔵之助さんの、とぼけ具合。
佐藤隆太さんのヘタレ具合。
夏木マリさん、香川照之さんは、
この手の話には、こんな感じの人が出てくるな、という、
いかにもという感じが、本当にお上手。

それだけに、最後の展開も軽快に閉めてもらいたかった。
とても残念な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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{/hiyo_en2/}まるで江戸時代にでも迷いこんだみたな趣の橋ね。{/kaeru_en4/}このあたりにはまだまだ昔ながらの風情が残っているんだな。{/hiyo_en2/}この先に三巡稲荷があったりしても不思議じゃないような風景よね。{/kaeru_en4/}江戸時代末期を舞台にした映画「憑神」の中
2007.08.01.Wed .No110 / 【映画がはねたら、都バスに乗って】 / PAGE TOP△

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