リトル・イタリーの恋 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。





自らを犠牲にして、
兄を気遣っていた弟が、
兄よりは自分の幸せを選ぶ。
弟に甘えきっていた兄が、
弟や他人に優しさを示すようになる。
親離れ子離れならぬ、兄弟離れを描いた映画。

自尊心が高く、だからこそ現実にとても臆病な兄。
過度に自分をかわいそうと考えてしまいがちで、
他人に思いやりを示せない男。
そんな兄が手紙で見知らぬ女性に求婚をします。
しかし、それは弟の写真を使って、、、

間違いは、すぐにでも正すべきだったのでしょうが、
勇気無き惰性によって、
遥か遠くのイタリアから、
ついにロゼッタは到着してしまいます。

弟、ジーノはかなりの優等生であり、
自分の事よりは皆の幸せを優先させてしまう男。
今までも、兄を第一に気遣ってきました。
しかし、眼の前に、
自分が本当に恋に落ちた女性が現れてしまいます。
今までの様に兄の事を第一に、
考える事ができなくなってしまった弟。
それでも、周りの幸せの為に、
自らが犠牲となろうとします。

そんな弟の痛い気持ちを理解した兄。
それまでは、弟に気遣ってもらってきただけでしたが、
逆に、弟のことを気遣い、
弟の恋人であるコニーのことをも気遣います。

最後には皆が、自分に正直に、自分の幸せを求め、
とても幸福なシーンでラストを迎えます。
自分に正直になった結果が皆が幸せになるというのは出来すぎた、
現実には有り得なさそうなラストかもしれませんが、
それ故に見ていてとても気持がいい。
途中、お互いを思いやった過程があったからこそかもしれません。
親離れ子離れならぬ、兄弟離れを描いた映画。

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