シムソンズ  
2007.10.25.Thu / 23:35 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




それぞれに悩みを抱えていた少女たち。
そんな少女たちがカーリングと友情を通して、
自らの悩みを分かち合い、解決してゆく。
それを引っ張ったのはリーダーである和子。
和子の底抜けに大きくて強い意志の力が皆を幸せへと導く。
見ていて気持がとても良い映画。



自分の人生が、将来が空っぽだと嘆く和子。
大学受験に追われる史江。
友達がいない、自分がいないと悩む菜摘。
勝つことを義務付けられ、押し付けられている美希。
四人共に、このままではいけないと心の中では思っている。
しかし日常に流されている彼女たち。

ふとしたキッカケで始めたカーリング。
最初の大会は惨敗だったけど、先ずは一点取ることを目指す彼女たち。
しかし、自らが抱える悩み故に、途中で空中分解してしまうシムソンズ。

よくある展開を見せる映画だが、
シムソンズを、そして、この映画を支えているのは、
加藤ローザさん演じる和子。

大丈夫。未来はきっと明るい。
だから、今を大切に生きよう。
傍から見れば根拠の無いたわごとかもしれない。
しかし、共に苦労をし、悩みを分かち合った彼女たちにとっては、
和子の言葉は、万金の価値がある。
たとえ、根拠が無くとも信じるに値する言葉なのだ。
これらの言葉を和子だって確信を持って発しているわけではない。
しかし、強く念じて信じれば、未来は本当に明るくなる。
それは自らの人生で一番大切な物を見つけ出した者が持つ強さなのだろう。

大丈夫。失敗しても私が取り返す。
それは、菜摘の自分を見つけてくれた感謝の気持ち。

カナダに行くのならこのチームで行きたい。
勝つことよりも楽しい事を見つけた美希。

親にカーリングを認めさせた史江。

「立とう。ほら、ね、立とう。」「笑おう。」そして「胸、はろう。」
決勝戦では負けてしまうのだが、しかし、笑い、胸を張る彼女たち。
彼女たちは四人がひとつになり、カーリングの一投一投を投げきったのだ。
そして、それぞれにとっての大切な何かをつかんだのだろう。
だから、勝負には負けても、敗者では決してないのだ。

前半はオーバー気味な加藤ローザさんの演技が後半にはとてもしっくりはまってくる。

何かを成す時、多少は強引な方が良い。
とことんバカになって、底抜けに楽天的になって、
仲間を、未来を信じきる。
そうすると、不思議な事に明るい未来が見えてくる。
底抜けに陽気で、理屈ぬきで人を信じる和子。
だから、仲間も信じたくなる。
明るい未来を、共に苦労した仲間を。
見ていて気持がとても良い映画。
* テーマ:見た映画の感想 - ジャンル:映画 *
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