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  ボーン・アルティメイタム  
2008.01.14.Mon / 21:39 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




相変わらず冴えまくるボーンのアクション。
圧倒的な組織力と情報網で迫ってくるCIAも、
ボーンの頭脳の切れの前ではなす術もない。
そして、ボーンのたどり着いた自分の秘密。
人は生まれながらにして殺人者にはなりえない。
少なくとも、ボーンはそうであった。
組織が人を冷酷な殺人者に仕立て上げてゆくのだ。
人の本質は、本来は善ではないのか?
そう信じたいという願いも見える映画。

自らの過去を追い求め、CIAからの追跡を逃れ続けているボーン。
CIAは、インターネットを駆使してボーンを追い詰めようとする。
しかし、その網の目を巧みにかいくぐるボーン。
情報とは多ければいいというものではない、要は使い方だ。
そんな言葉を実感させられるボーンの逃走劇。

今回は、単に逃げるというだけではなく、
誰かを守りかばいながらの逃走劇。
そして手持ちカメラを利用した臨場感溢れる撮影。
そういう意味で、緊張感溢れるシーンの連続だ。


「殺人マシーンを作るためにCIAに入ったのではない。」
「キミはなぜオレを殺そうとする。それが人間の姿なのか?」
祖国の為と偽られ、組織に命じられるままに殺しをさせられたボーン。
人を直接殺すのは誰だってためらう。
だが、組織に命じられ、祖国の為と偽られ、
考えることを止めてしまえば、人を簡単に殺すことはできる。
そして、誰かに人を殺す命令を下すことは、
直接手を下すことよりは遥かに簡単なことなのだろう。
思考を停止した殺人マシーンと直接手を下さない卑怯な命令者。
テロはそうやって実施されてきたのだろう。
だが、考えを止めることがはたして人間の本当の姿なのか?
そんな姿で生き続けることを人は享受できるのか?
そして、洗脳されたとはいえ、
人の心の奥底には、まだ理性が残っているのではないのか?

人の本質は、本来では善ではないのか?
そう信じたいという願いが見える映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.553 / タイトル は行 /  comments(4)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

あら、これ 今頃観る事ができましたか?
また飛行機の中でご覧になったのかな?
これはねえ、私、映画館で観たかったんですよ~、行けなかったけど。

ボーンは1作目から、理性と優しさが少しずつ出てきてましたよね。
特に2作目はそれを、より感じました。
ボーンのたどり着いた秘密って何か知りたいです。
早くレンタルにならないかなあ。

2008.01.16.Wed / 17:31 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。
 そうです。この映画は、飛行機の小さな画面で見ました。なかなか鋭い観察力ですね。まるでボーンのようです。それでも出来るだけ大きな画面でみたかったですよ。この映画は。
 おっしゃるとおり、この映画は一作目からテーマが明確で、ボーンの自分探し、そして自分を取り戻すための旅を描いています。理性とやさしさが彼の本当の姿なんでしょうね。
 四作目の作製も噂される作品ですが、一作目のフランカ・ポテンテさんが復活して欲しいです。

 それじゃ、また。

2008.01.18.Fri / 22:12 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from YAN -

ヤンさん、こんばんは!
これは期待通り、ボーンが相変わらず動きのキレがよく頭脳明晰で、
とても楽しめました!

自分探しの旅で、とうとう真相に辿り着き、
殺人マシーンとは決別しましたね。
この大きなテーマに決着がついたとなると、
4作目は全く違った雰囲気になるでしょうね。
フランカ・ポテンテさんは復活しないと思います。(^^ゞ

ニッキーが髪を切って黒く染めた時、
1作目のマリーとそっくりになって彼女を思い出しましたよ。

2008.05.06.Tue / 21:32 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。
毎度の遅レスですいません。

ついに見ましたか。
とうとう真相に行き着いたボーンは確かに殺人マシーンと決別しました。確かに4作目からはどうなるのか、期待もあれば不安大きいですね。ただ、4作目、本当なんでしょうか?

 そして、おっしゃるとおり。最後のニッキーは、マリーそっくり。このあたりは狙ったんでしょうね。最後の彼女の笑顔が、とても、うれしくなる作品でした。

2008.05.13.Tue / 22:21 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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