ペネロピ  
2008.04.03.Thu / 23:32 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




外見が他人と違えども、それは自分の一部。
例え、それが他の人から受け継いだ呪いだとしても。
今の自分は本当の自分ではない、そう言って、
母親も、そして自分さえも否定していた自分自身。
しかし、実は自分に呪いを掛けていたのは自分。
自分の可能性を否定し、
未来をあきらめていたのは自分自身なのだろう。
だから、豚の鼻なんて問題じゃない。
自分で自分自身を認めれば、自分が望んだ未来は開かれてゆく。
自分で自分自身の未来を捕まえた女性の映画。



先祖が受けた呪いのために、豚の鼻を持つ女性、ペネロピ。
母親により世間から隔離して暮らしてきました。
母親がセッティングした見合いにも、
最初からあきらめ、自分から捨てさる毎日。
失恋をして初めて飛び出した世界。
初めて見る外界、その新鮮な驚き。
そして、自分を世間に晒してみると、
そこには意外な結果が待っていました。
自分から逃げない人々。
好意を寄せてくるマスコミ。
しかし、豚の鼻を捨てるように勧める母親。

豚の鼻を捨てるための選択。
しかし捨てる寸前、
自分は自分自身を好きだった事に気づく。
だからこそ、開かれてゆく未来。

ペネロピの願望は豚の鼻でなくなること?
いいえ、それは、自由になること。
そして、それを妨げていたのは豚の鼻ではなく、
母親の強い愛情や、未来を諦めていた自分自身。
最後には、自分の意志で未来を選択したペネロピ。


この映画は、
「外見で判断、差別するのではなく、中身をよく見よう。」
というテーマを扱っているように感じてしまうかもしれない。
そう感じる人の感想は否定はしない。
しかし、多分、製作者サイドは、そう思われたくない為に、
最後の生徒のセリフを用意したのだと感じました。
「自分に呪いをかけているのは自分自身。」
でも、ちょっと説明しすぎな感じもします。

イギリスらしい建物、公園、パブ。
おとぎ話に出てくるようなペネロピの部屋、そして洋服。
冒頭のスタッフロールが黒の背景で黄色の文字という色遣いも、
なかなか。

リース・ウィザースプーンが、
制作に名前を連ねているということを後で知って、納得。
彼女らしい雰囲気を映画の端々から感じます。
容姿なんて関係ない。
自分で自分自身を認めれば、自分が望んだ未来は開かれてゆく。
自らの容姿に気後れしている女の子を、
応援しているかのような映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.578 / タイトル は行 /  comments(2)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
可愛くて温かい雰囲気のステキな作品でしたね~

ペネロピの諦めの心境は母親の影響が大きかったですね。
でもそれも強い愛情から来るものだと、
ペネロピ本人もよ~く分かっているあたりは、
けっこうクールで大人だった気がします。

自分を好きになり認める事で自分が望んだ方向へ進める。
これはステキなメッセージでしたね~
容姿だけじゃなく、困難な状況など、いろいろ当てはめて
考える事ができる内容でした。

2010.03.08.Mon / 16:05 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

そうですね。この映画の雰囲気は大好きです。
大人のような子供のような、やはり大人なペネロピは、
とても魅力的なキャラクターで、それは、
演じているクリスティナ・リッチがよかったからでしょうね、きっと。

最後は、ジェームズ・マカヴォイ演じるマックスに助けられるとばかり
思っていたので、意表をつかれた展開でしたが、
これがまた効果的で、とてもよかったです。
「自分を好きになり認める事で自分が望んだ方向へ進める。」
というのがよく伝わってきました。

それじゃ、また。

2010.03.10.Wed / 00:03 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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