ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。




敵から何かを奪うだけでは何も解決しない。
そして、争うことだけが解決の道ではない。
多分、そんなことがテーマの映画であろうが、
娯楽作品としてもファンタジー映画としても十分に楽しい映画。
そして、私にはエドマンドの成長ぶりがうれしかった映画。


再びナルニアに迷い込んだ4兄弟。
しかし、そこは、彼らが知るナルニアから1300年が経った世界。
宮殿は崩れ落ち、ナルニアは攻め滅ぼされ、
動物たちは言葉を忘れ、知人は皆死に、
生き残りは、わずかばかり。

王位を狙う叔父に命を狙われるカスピアン王子。
自分の国を取り戻すため、そして、
ナルニアに再び平和を取り戻すため、
4兄弟とともに叔父と戦うことを決める。

再びナルニアを訪れる前のピーターは、どうも不安定。
皆が自分を子どもとして扱うが、
本当は普通の大人以上の経験を積んだ英雄王。
そんなことが、ピーターを苛立たせている。
カスピアン王子の最初の言葉、
「もっと、大人だと思っていた。」
もピーターの苛立ちを煽ってしまう。
強敵を前に、しかし、不協和音が吹き荒れる両者。
そして、ルーシーの「アスランを待とう」という意見も無視されてしまう。

戦いは始まり、しかし、追い詰められてしまう4兄弟とカスピアン。

叔父が父親を殺したことを知り、
復讐の想いにとらわれるカスピアン。
そして、恩師に尋ねる、なぜ真実を教えてくれなかったのだと。
しかし、当然ではあるが真実を知るにはタイミングが必要だ。
矛盾を抱えた偉大なる王になって欲しい。
自らの弱さ、醜さを知り、しかし、それを克服しようとすることこそが、
本当の偉大さ、真の強さに結びついてゆくのだろう。
最後には叔父を許したカスピアン。

蘇りかけた白い魔女を前にして自らの無力さを知るピーター。
英雄王と呼ばれていても、今までも、幾度となく、弟に助けられてきた。
それを思い知ったのだろう。
最後の戦いを前にして、共に助け合うようになったピーターとカスピアン。
そして、アスランを呼ぶ選択をした二人。

物語のキーワードに直接的には関わらないものの、
前作の成長を踏まえたうえでのエドモンドの活躍がうれしい。
常に兄を助け、しかし、驕らず、苦境にあっても、ユーモアを忘れない。
「前回は、ルーシーの言うことを信じなくて後悔した。」
兄と姉とは違い、多分、エドモンドはルーシーを信じたかったのだろう。
そして、この台詞がピーターの心に引っかかり、
最後にはアスランにたどり着けたのだとも思う。

結局はアスランに助けられた彼ら。
しかし、さまざまな事を今回も学んだのだろう。
憎しみに駆られて人の命を奪いあうことでは、なにも解決しない。
争いを選択することの愚かさ、戦いはなんの解決にもならない。
しかし、そんな堅苦しいことを抜きにしても、
娯楽映画として、ファンタジー映画として、十分に楽しめた映画。

コメント

1作目どうするか?

ヤンさん、こんにちは!
これも機内でご覧になったんですね。

私は、1作目をテレビ放送した時に録画したんですが、
どうも子供向きなんじゃないかと思えて、
なかなか観る気が起きず、そのままになっています。

ヤンさんのこの記事は、「続き」からは読んでませんが、
このシリーズはどうなんでしょう、面白いですか?

子供向き???

YANさん、こんばんわ。

面白いかどうか、、、、
難しい質問です。

 確かに子供向きです。そして宗教感(キリスト教?)が強い映画です。一作目は主役である4人の兄弟の成長も楽しめる映画ですが、2作目は、そんな側面も薄まっているように感じました。娯楽作品としては、2作目の方がハラハラします。

 結論:
 ご自身の目でお確かめください。(^.^;) m(_)m
 すいません!!!!!

それじゃ、また。

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