ギフト  
2008.11.13.Thu / 21:32 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




神から与えられたギフトをもつ女性。
その特殊な能力故に人が見えないものを見ることができる。
だが、ギフトを持つが故に彼女は災難に巻き込まれ、
しかし、彼女の持つやさしさ故に、災難から救われる。
人が彼女に示してくれた誠実さが、災難ばかりか、
彼女の人生をも救ってくれたのだろう。
ギフトを持つこと。
それは、果たして幸せなことなのか、不幸なことなのか。
しかし、彼女は新しい人生を歩き始める。
与えられたギフトが自分のみならず
他の人々をも幸せにするであろうことを信じて。
人生の穴に落ち込んでいた女性が、
人の優しさで立ち直るまでを描いた映画。


夫を亡くし、三人の息子を一人で育てるアニー。
アニーは、神から与えられたギフトを使って占い師を営む女性だ。
町の人々は彼女にさまざまな悩み事をうちあける。
しかし、いくらギフトを持つからといって、万能であるわけではない。
確かにアニーは、良き占い師であり、良きカウンセラーですらある。
しかし、アニーの忠告を受け入れなければ、
当然ではあるが、アニーは、そんな人々を助けることはできない。
ギフトを持つからといって、アニーはすべてが見えているわけでもない。
逆にギフトを持つが故に、他人に振りまわされ、
自分の周りが見えなくなってしまっているのかもしれない。
父親の死を受け入れられないでいる長男は、
母親であるアニーにすら心を開けずにいる。
息子に対して、良き相談相手になりたいと願っているアニーは、
しかし、息子の痛い言葉に耳を塞ぎ、息子を遠ざけようとしてしまっている。

ギフトを持つが故に事件に巻き込まれてしまったアニー。
法廷はさながらに、魔女裁判のように見える。
そして、アニーはギフトを持つが故の苦悩を告白する。

いやなものしか見れない能力。
人を助けたいと願い、しかし、そんな能力をもってしても、
人を助けることはできない。
それは、最愛の夫であっても、、

ついに暴かれる新犯人。
危機に追い込まれたアニーを助けたのは、バディ。
しかし、そればかりではない。

「あなたは町の人々の救いです。」
確かに、バディは死んでしまった。
アニーはそれを止めることができなかった。
しかし、それは結果だけのことなのではないのか?
もし、アニーがバディに救いの手を差し伸べなければ、
彼の人生は、今だに、深く閉ざされた闇の中。
自由になるために死んだのか?
死んだ後に自由になれたのか?
それはわからないが、少なくとも、
バディは死んだ後とはいえ、自由になれたのだ。
それはアニーのおかげなのだろう。
打って変わったような、彼のまっすぐな眼差しと
落ち着いた姿が印象的。

果たしてギフトを持つことは幸せなことなのか、不幸なことなのか?
人が見えない物を見ることができる、しかし、厄介なこの能力。
そして、ギフト故に嫌われ、批難される日々。
しかし、バディは教えてくれた。
「あなたは町の人々の救いです。」と。

アニーが示した優しさが、バディの誠実な態度を生み、
バディの誠実な一言一言が、
アニーに自身の存在意義を与えたのだろう。
そして、穴に落ち込んでいたように暗いアニーの人生に光を与え、
あの家族を救ったのだ。
アニーが人の優しさで立ち直るまでを描いた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.641 / タイトル か行 /  comments(2)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
キアヌ・リーブスがたいした役じゃなかったなあという
印象が強くあります(^_^;

このような厄介なギフトなら私はいりませんが、
生まれ持ったものは受け止めるしかないですよね。
アニーは最後には、人の心からの言葉でそれができ、
立ち直れてよかったですよね。

2008.11.14.Fri / 17:31 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

確かにキアヌがたいした役じゃない、というよりも悪役で出演してました。けれど、キアヌは悪役が似合いませんね。どことなく、ナイーブで品が良い顔立ちしているので、女性を殴るような人には到底見えませんでした。なぜ、このような役を受けたんでしょうかね?

 それじゃ、また。

2008.11.14.Fri / 23:23 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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