インベージョン  
2008.12.19.Fri / 22:03 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




隣人がいつの間にか入れ替わる恐怖。
睡眠を取ったら最後、自らが乗っ取られる恐怖。
そんな恐怖以上に印象深いのは、
人間という生き物の救われ難さ。
人間らしさとは争いを止めないことなのだろうか?
相容れない思想。受け入れられない選択。
大切な者を守るためには、
人は結局、争うことを選択してしまう。
人が争わない日は果たして本当にくるのだろうか?
そんな時、人はどのように変わっているのだろうか?
そんなことが印象的な映画。


宇宙から運ばれてきたウィルスにより、
世界が変貌してゆく。
知っていた人々が変わってゆく。そんな不気味さ。
そして、自らも乗っ取られてゆくかもしれない恐怖。

キャロルもついにウィルスに感染してしまう。
果てなく続く睡魔との戦い。
寝てはいけないという極限の状態に追い込まれるキャロル。
この映画の原作は、この映画で4度目の映画化だ。
身近な題材で上手に恐怖を演出しているという、
原作のすばらしさを上手に生かした映画だと感じる。
しかし、それ以上にこの映画から感じるのは、
人間という生き物の救われ難さ。

映画の冒頭、ロシアの大使館員が語るのは、
人の歴史は争いの歴史であるということ。
人間らしさとは争うこと。
そして、ウィルスにより、
人が人間らしさを失ってゆくにつれて、
世界が平和になってゆくという皮肉。
人間らしさとは争いを止めないことなのだろうか?

しかし、この大使館員に対して、
人間の進歩を説くキャロル。
確かに人は争いを繰り返しているが、
人間は確実に進歩している。
いつの日にか、
争いを無くすことができる日が来るのかもしれない。

しかし、息子を守るためとはいえ、
人を撃ってしまったキャロル。
相容れない思想。受け入れられない選択。
そんなことの為に、キャロルは、
人を撃つ選択をせざるを得なかったのだ。

思想が違えば、共に生きられない。
大切な者を守るためには、
人は結局、争うことを選択してしまう。
人が争わない日は果たしてくるのだろうか?
そんな時、人はどのように変わっているのだろうか?
そんなことが印象的な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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