世界最速のインディアン  
2009.02.05.Thu / 20:17 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。


がんばれ、オヤジ!


生涯を懸けた夢。
それがたとえ、危険を伴うとしても、
一人、果敢に挑んでいった男、マンロー。
危険を犯すだけの価値が、
夢の実現には、あることを知っているからだ。
だから、皆がマンローを応援したくなる。
そんな中年男の魅力を描いた映画。


生涯を、ただ速く走ることに捧げ続けた男、マンロー。
彼には、双子の兄弟が居た。
しかし、幼い時に起こった事故により、その命は失われてしまう。
それを目撃した幼い頃のマンロー。
彼は、その時に命の儚さを思い知らされたのだろう。
恐れるべきは、夢に伴う危険ではない。
真に恐れるべきは、夢に対して何もせず、死んでゆくこと。
それ以降、マンローは危険を言い訳にしたくは無かったのだろう。
ついにソルトフラッツを目指す旅を始めるマンロー。
旅を見送る人々、そして、旅で出会った人々。
皆がマンローにとても優しい。
マンローがとてもオープンな男だからであろうし、
ひたすらに夢を目指すマンローが素敵に見えたからであろう。
そして、応援したくなったからであろう。

長い旅の果てに、ついに、マンローは、聖地ソルトフラッツにたどり着く。
聖地を前にして、涙を流すマンロー。
強く憧れたもの、自分にとっての美しく尊いものを前に流す涙。
そんな涙を流せる人生はとても豊かであり、
幸せな人生だと、つくづく感じる。

走るだけでいい、走れさえすればいい。
だから、安全装置なんて考えもしなかったのだろう。
しかし、速く走ることに生涯を懸けてきた。
だからこその新記録。

ソルトフラットに集まるレーサー達は、確かにバイクが好きな連中だ。
しかし、さまざまなハイテク機械に囲まれるうち、
走ることの原点を忘れてしまったのだろう。
マンローの素朴なマシンは、しかし、走る為の原点が詰まったようなマシン。
だから、皆が魅せられるのだろう。そして、応援したくなるのだろう。

挑戦に伴う危険。
その危うさは良く知っている。
しかし、躊躇し、立ち止まっていたのでは、
その先に何があるか、一生見ることが出来ない。
危険を冒してでも、その先にあるものを見た男。
そんな中年男の魅力を描いた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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