2009.07.09.Thu / 21:00 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






100万人対300人。
しかし、スパルタの兵士は怯まない。
なぜなら、強敵と戦い、戦場で死ぬことは、
彼らにとっては本望であるから。
しかし、彼らを率いて戦う王の想いは、
兵士達の望みとは微妙に違う。
愛する人々を守りたい。
その為には、世界にスパルタの勝利の物語を伝えなければならない。
命を掛けて愛する者たちを守った男。
死してなお、伝説となり、祖国に勝利をもたらす男。
愛する者たちの為に、命を捨てて伝説となった男を描いた映画。



勇猛果敢ではあるが、誇りと愛を知る王、レオニダス。
祖国の危機にも、ペルシアに対しては決して膝を屈しない。
屈したら最後、破滅が待っていることを知っているからだ。

愛する者たちを守る為には、何をすべきか?
神官たちからは、戦を止められ、しかし、
目の前の滅亡を甘んじては受けられない。
熟慮の末に、たったの300人で防衛戦に挑むことを決意するレオニダス。
王と共に強敵と戦うことは、たとえその先に死が待っていようとも、本望。
それがスパルタの兵士達の想い。
しかし、王の想いは兵士達とは微妙に違う。
「スパルタの民のためならば喜んで死のう」
王の目的は、戦争に勝つことではない。
愛する者たちを守るため、死して勝利の物語になること。
その為には、一日でも長く谷を守り、
一人でも多く敵兵を殺さなければならない。

結果として、王と300人は勝利の伝説となった。
最後にディリオスから語られる勝利の物語。
100万人に対して300人ですら、あそこまで戦い抜いたのだ。
いわんや、3倍の敵など、恐れるには足りない。
この時点ですでに、勝利は確定的であり、
それはレオニダス王がもたらしたものなのだろう。

血が飛び、肉体が無残にも切り裂かれるが、しかし、残酷さは感じない。
CGを多様したスクリーンからは、リアル感を感じないからだ。
しかし、兵士達の迫力は十分に伝わってくる。
この映画にふさわしい描かれ方だと思える。

史実を元に作成されたであろう、この映画。
しかし、史実とはずいぶんとかけ離れているらしい。
けれど、重要なことは史実を正しく描くことではなく、
何を描こうとしたか、だと個人的には思える。
屈強な兵士達、しかし、それ以上にこの映画から感じるのは王の想い。
愛する者たちを守るため、伝説となり、
ペルシャには恐怖を与え、
スパルタには希望を与えた王。
愛する者たちの為に、命を捨てて伝説となった男を描いた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.707 / タイトル さ行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

愛する者たちを守ろうとする王の思いと、
それに応える戦士たちの、スパルタに生まれた事の誇りを
強く感じる作品でしたね。
それをCGを多用してアート風に描いた所が、
すごくカッコよかったです!
私は物語よりもどちらかと言うと映像に惹かれました。(^_^;

2009.07.14.Tue / 15:06 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

 確かにCGが多用された、カッコいい映画でしたね。それでも、そのカッコよさは、やはり男気といいましょうか、愛する人々の為に命を懸ける男達が魅せるカッコよさかとも思えます。映像と登場人物たちの心情があいまってのカッコよさかな、と感じました。

 それじゃ、また。

2009.07.15.Wed / 21:46 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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