フィッシュストーリー  
2010.02.09.Tue / 22:17 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






果たして自分の想いは世界に届くのか?
自分の存在はあまりに小さく、世界は途方もなくデカい。
それでも挑み続ける彼らたち。
売れないと分かっていても自分の想いを込めてレコードを創る。
倒されると分かっていても、なけなしの勇気を振るい女性を助ける。
邪が栄えて正が虐げられている、
そんな事に疑問を持ちつつも正義の味方に成る夢を目指す。
そんな絶望に挑み続ける彼ら。
しかし、それが最後には地球を救うという思わぬ結末をもたらす。
この映画の題名は、フィッシュストーリー、つまりホラ話。
確かにラストの展開は、現実味には欠けるものの、
ホラ話として聞くと、とても楽しい。
そして、そこにはホラ話特有な夢もある。とても素敵な夢が、、
自分にとっての大きな存在に挑み続け、それが思わぬ形で大成する。
そんなことを信じて生きられれば、それはとても素敵なことだ。
そんな素敵な夢を描いたファンタジー映画。

異様にかっこいい森山さんと、
泣き顔も寝ている顔も情け無い顔も、妙にかわいい田部さん。
とても熱い生き様を魅せる逆鱗のメンバーたち。
それらも印象的な映画。




売れないということは分かっている。けれど、
俺達は自分たちの音楽が正しいと信じている。
だからプロデューサーに逆らってでもレコードを残す。
この曲はスッゲーイイ曲だ、だから誰かに届けたい。
届けよ、誰かに。頼むから。
そんな想いが創った空白の一分間。
その空白を肴に酒場で交わす夢の会話が楽しい。
居ないと同じに扱われている、気の弱い大学生。
けれど、居ないなんて事はない。
一度でも何かに立ち向かったことがあるのか?
そう言われて、それでも立ち向かえない。
しかし、音楽の空白の間に聞いた女性の悲鳴。
彼は、最後の最後で助けを求める女を助けようと、
なけなしの勇気を奮う。
そして運命の女性を手に入れる。


大昔からの大きな疑問。
邪が栄えて正が虐げられている歴史。
悪は本当に報いを受けているのか?
善人が勝利を得ることはあるのか?
父親に教育され正義の味方を目指した青年。
幼き頃から修行に明け暮れる日々。
しかし、正義の味方になる機会など、
今の世界には、そうそう訪れない。
そして大昔からの大きな疑問。
けれど、正義の味方が、
その持てる力を発揮できる機会がついに訪れる。
父にとても感謝しています。
なぜなら少女を助ける力を貰ったから。
あなたが助かって良かった。
そして、父の愛情を信じてきて良かった。


彗星の接近により、危機に瀕した現代。
少しでも助かる確率は、本当にゼロ。
どこに逃げても、それは同じ。
そう、レコード屋で絶望を説く宗教家。
似たような絶望的な言葉は、皆の頭にも、よぎった事だろう。
逆鱗のメンバーたちにも、気の弱い大学生にも、正義の味方にも、、、、
しかし、彼らはそれでも立ち向かってきた。
その想いの連鎖が最後には奇跡を起こしたのだろう。

自分にとっての大きな存在に挑み続け、それが思わぬ形で大成する。
たとえ、それがホラ話としても、実際に起こらないとは誰も断言は出来ない。
そんなことを信じて生きられれば、それはとても素敵なことだ。
そんな素敵な夢を描いたファンタジー映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.764 / タイトル は行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from きこり -

こんにちわ、初めまして・・・
『世界を救う』とはどういうことなのか・・ドキドキしながら見ていたのですが、最後にこうきたか~!とびっくりでした。
時代の流れもスムーズだったし、どの登場人物も、印象に残るおもしろい映画でした。
映画とは無関係のコメントで恐縮ですが、タレちゃんの記事読ませていただきました。
タレちゃん、かわいいですね。
私も昨年一緒に過ごしてきた猫を亡くしましたので・・・
タレちゃん、ヤンさんに見守られて穏やかな気持で逝けたと思います。
天国から見守ってくれてると思いますよ。

2010.02.12.Fri / 13:13 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

きこりさん、はじめまして。

 突拍子も無い話なのですが、素敵な夢がある話でしたね。どの時代の登場人物も印象に残るのは、きっと、登場人物の誰もが必死に戦っていたからなんでしょうね。おもしろおかしくて、それでも夢のあるファンタジーのような映画でした。
 タレちゃんの記事まで、読んでもらってありがとうございます。きこりさんもそーやさん、亡くされたんですね。確かに天国に自分が知っている人や猫がいるというのは、とても素敵なことのように思えます。ありがとうございました。

 それじゃ、また。

2010.02.13.Sat / 22:58 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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 なかなかおもしろい作品でした。 こういういろんな時代が交錯して最後にひとつにまとまるって話好きなんで あっと言う間に終わったって感じでしたわ・・  ただ最初は、時代が途切れ途切れに描かれるから混乱しそうになったけど・・ HPはこちら。  1975年、売...
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