2010.02.16.Tue / 21:30
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
人類はさまざまな側面をあわせ持っている。
良い所もあれば悪い所もある。
しかも同じ人に同じ時に。
そして危機を向かえた時、人類は変わる力を持っている。
それは正に今。今こそ人類は変わらなければならない。
地球と共に生き残るために。
そんなことをテーマにした映画なのかもしれない。
映画の冒頭は確かに緊迫感溢れた映像であった。
CGの迫力も申し分ない。
しかし、肝心のクラトゥの最後の決断。
これに説得力がないとお話にならない。
そこが残念な映画。
小惑星が地球に衝突し、人類が最後の時を迎えたと思った時、
しかし、それは始まりであった。
不時着した、光り輝く球体を取り囲む警察。
そして、緊張のあまり発砲をしてしまう、軍隊。
未知のものは、すなわち敵。そして攻撃の対象。
やはり人類は好戦的で救いがたい存在なのだろうか?
人類の最大の危機を前に、しかし、それを隠そうとするアメリカ。
国益に反するという理由からなのか?
しかし、宇宙から来た使者クラトゥを隔離し、
国連への発言を妨害してしまう。
これも、人類の愚かさの一例なのだろうか?
すでに潜入していた同胞から、地球人のことを知るクラトゥ。
理性的でなく敵対的で破壊的。説得は不可能。
自らの運命をうすうす感じているのになにもできない。
そんな救いがたい存在が人類なのだ。
果たして、なぜクラトゥは、考え方を改めたのか?
彼らの論理に従って考えれば、人類は滅ぼすべき存在なのだろう。
しかし、人類は別な面も持ち合わせている。
それを実感したのだろうか?
バッハの作曲した音楽の美しさ。
危機に直面すれば生物は変われることを知ったため?
自分に攻撃的なヘレンの息子が母親への愛情を取り戻したのを目撃したから?
心の底では、人類を殺したいとは考えていなかったから?
死んでしまった父を悲しむヘレンの息子に命の尊さを教わったから?
しかし、どれもが決め手に欠けると思うのは私だけ?
最後に地球の機械を全て停止させるクラトゥ。
こうして人類に試練、すなわち、
変わるべきチャンスを与えたということなのか?
前半は良かったのに後半は訳が分からないと感じてしまった映画。
国益に反するという理由からなのか?
しかし、宇宙から来た使者クラトゥを隔離し、
国連への発言を妨害してしまう。
これも、人類の愚かさの一例なのだろうか?
すでに潜入していた同胞から、地球人のことを知るクラトゥ。
理性的でなく敵対的で破壊的。説得は不可能。
自らの運命をうすうす感じているのになにもできない。
そんな救いがたい存在が人類なのだ。
果たして、なぜクラトゥは、考え方を改めたのか?
彼らの論理に従って考えれば、人類は滅ぼすべき存在なのだろう。
しかし、人類は別な面も持ち合わせている。
それを実感したのだろうか?
バッハの作曲した音楽の美しさ。
危機に直面すれば生物は変われることを知ったため?
自分に攻撃的なヘレンの息子が母親への愛情を取り戻したのを目撃したから?
心の底では、人類を殺したいとは考えていなかったから?
死んでしまった父を悲しむヘレンの息子に命の尊さを教わったから?
しかし、どれもが決め手に欠けると思うのは私だけ?
最後に地球の機械を全て停止させるクラトゥ。
こうして人類に試練、すなわち、
変わるべきチャンスを与えたということなのか?
前半は良かったのに後半は訳が分からないと感じてしまった映画。