最後の戦い  
2010.11.04.Thu / 22:25 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人類が滅びようとしている時代。
野生的に暮らし、争い殺しあう人々。
文化的に暮らし、理解しあう人々。
そして、宝物のように守ってきた女性。
あらゆる物が失われた結果、
人の営みの根源的な物が浮き彫りにされてくる。
そんな人の性が印象的な映画。



気候の大変動か、それとも核戦争後なのか、、
まさに滅ぼうとしている人類。
しかも、しゃべる事もできなくなってしまった生き残った人々。

すべてを失ってしまった、人々。
もはや、生き残るためには、野生的に、暴力的に生きるしかない。
力あるものが、力無き者を支配し、従わせる。
若い男が偶然訪れた街。
乱暴な男が、娘を得るためだろうか、
毎日、プレゼントを医者に贈っている。
けれど、医者は、乱暴な男の本質を見抜いている。
だから決して気を許さない。
しかし、若い男には別なのだろう。

医者の住む建物の中にだけ、文化が存在している。
絵画、娯楽、言葉、そして、理解と、いたわり。

若い男もまた、医者の娘を大切に扱おうとした。
それは、医者に文化的なものを見出したからであろう。
しかし、娘と医者も帰らざるものとなってしまう。

若い男は帰ってゆく、自分が元いた場所に。
そこで知る。暴力的に人々を支配していた男にも、
大切にしていた女性が居た事を。


医者の住む建物の外と内とでの
人々の営みは、とても対照的。
しかし、お互いに大切にしたいものは女性という共通点もある。
そして、時代設定は近未来ではあるが、
人々の振る舞いは、
まるで太古から繰り返されてきたようも感じる。

すべてを失ってしまった結果、
人はどのように行動するのか、なにを大切にするのか。
そんな行為から人の営みの根源的な物が浮き彫りにされてくる。
そんな人の性が印象的な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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