バンカー・パレス・ホテル  
2001.12.31.Mon / 20:32 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

言語を統制するということは、情報の伝達を管理するということだと思いました。
管理する目的は、人々を政治という名の舞台の上で、役者のごとく、
踊らせるためのように思います。
踊っている人間は、限られた、しかも、嘘の入った情報によって、
自分は正しいと信じ、操られている事もわからず、踊り続けるわけです。

バンカー・パレス・ホテルに集まった面目は、一分を除き、踊らされた人々なのでしょう。
「大統領」がいなければなにもできない、主体性を失った人たちです。
不要になったためなのか、あるいは、口封じのためなのか、
一箇所に集められて殺されてしまいます。
そうやって、新しい時代が来たことを錯覚させて、役者は変われども舞台は続きます。

最後に、同じ顔のロボット(?)が登場します。
彼も、「踊らせる」側の立場であるとは思いますが、
最初と最後に登場する爆弾や地面掘削機から、企業側の人間ではないかと思いました。
つまり、政治の舞台は、「大統領」と「企業側の都合」で成り立っているのです。
(彼自身が掘削機について説明をしていたから、私にはそう思えました。)


すべてを知ってしまった「彼女」は、これからどうするのでしょうか?
踊らされると知っていて、舞台に立つのでしょうか?
かなわないとわかっていても、あえて「大統領」に挑むのでしょうか?

澄んでいても底が見えない湖のように、冷たく、美しく、恐ろしい映画でした。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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