ラブホテル  
2010.11.25.Thu / 20:41 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






男が女に描いていた理想、地上に降りた天使。
死のうとしていた自分に生きる力を与えてくれた人。
しかし、その人を求めれば求めるほどに、
理想と現実とは大きく食い違うことを、認めざるを得ない。

愛人に捨てられた女。
その孤独を癒すために、
男との間には愛があると、錯覚しようとする。
出会い方が違えば、それは本当に成ったのかもしれない。
けれど、男が求めているものは違うものなのだろう。

男が求める女と、女が求める男。その大きな隔たり。
その隔たりが、悲しい映画。



莫大な借金をし、妻も含め全てを失った男。
自殺を謀り、ともに死ぬ相手に選んだ女。
しかし、女の性のすさまじさに圧倒され、死に損ねてしまう。
というよりは、再び生きる力を得た、
という方が正しいのかも知れない。
数年後に再会する男と女。
男は、女に自らが思い描いた理想の姿を追い求める。
女は、愛人に捨てられ、その孤独を男で紛らわそうとする。
お互いが求めるものと現実とのギャップ。
そして、相手が何を自分に求めているのかに、
男も女も思いが至らない。
そんな、すれ違い。

求めて、同じ時間を過ごせば過ごすほどに、
その隔たりを意識しなければならない男。
自分の理想の姿を守るためには、逃げるしかなかったのだろう。
たぶん、女も、遅かれ早かれ、そんな事に気づくことになるだろう。

二人の間に存在する大きな隔たり。
そんな隔たりが悲しい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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