テラビシアにかける橋  
2011.06.12.Sun / 12:15 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






いじめや貧困、周りの無理解。そんな辛い現実。
それを空想の力で乗り越えること。
親しい友達と遊び、心の目を開く事。
しかし、それは厳しい現実からの逃避だったのかもしれない。
そして、それでも乗り換えられない悲劇は人生に起こりうる。
けれど、今まで無理解であった人々は、
実は自分にとても優しい存在であった。
そんなことが分かった時、
辛い現実を受け入れ、乗り越えられることができるのだろう。
最初は、辛い現実から逃避していた少年。
しかし、彼を襲った突然の悲劇を、
空想の力、友情、そして周りの優しさで
精神的に成長し、
乗り越えるまでを描いた映画。



大家族の中、厳しく育てられたジェス。
学校でのいじめ。
貧しい家庭の中、兄妹のなかで、男は一人きり。
父母がジェスに過度に期待するのも無理からぬことなのだろう。
どこか、一風変わっている転校生のレスリー。
何事にも捕らわれない自由な魂を持ち、
想像の力で空想の世界を旅することができる少女。

ロープで渡るテラビシアの世界。
そこは、二人の空想の世界なのだろうが、
とても生き生きとして感じられる。
それは二人の想像力がとても豊かな事の証拠なのだろう。

辛い現実の中、それでもテラビシアの世界で遊ぶことで、
元気を取り戻してゆくジェス。
一見すると逃避のようにも思えるが、
しかし、子供にとっては掛け替えのない自分たちの世界なのだろう。
感性、想像力、そして初恋にも似た友情。
二人にとっては、
幼い心を豊かに育てるために必要なものがそろった世界なのだろう。
けれど、突然の悲劇が二人を遠ざけてしまう。
この展開には正直、びっくりさせられた。

あの時、レスリーを誘わなかったから、、、、
そんな懺悔にも似た後悔、うしろめたさ。
その想いがジェスを一層苦しめる。

けれど、、、
厳しいだけだと思っていた学校の先生。
自分の事は構ってくれなかった父親。
自分を虐めてばかりいた学校の生徒。
皆が自分にやさしい。
まだ、年齢的には早いのかもしれない。
けれど、周りの優しさに応えられる大人になる時期が、
ジェスに訪れたのだろう。

最後にジェスが作成したテラビシアへの橋。
それは、妹に対する彼のやさしさ。
皆が与えてくれた優しさと、彼自身の成長が、
もたらした結果なのだろう。

彼を襲った突然の悲劇を、
空想の力、友情、そして周りの優しさで
乗り越えるまでを描いた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.889 / タイトル た行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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