シン・シティ  
2011.08.05.Fri / 18:41 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




男だけが考える
男だけに理解できる
男の美学


女が自分に見せてくれた彼女の純情。
それを守るためならば、
地位も名誉もいらない。
どんな苦労にも耐えてみせる。
耐え難き汚辱に塗れても、かまわない。
笑って死ぬことさえ、いとわない。

なぜなら、男は夢見る単純な生き物だから。

そして、
その純情が本物であろうと、偽者であろうとも、
男の美学がそれを本物以上に輝かせる。

そんな男の美学満載な映画。




長い獄中生活を支えてくれたナンシーの純情。

醜い自分に身を守るためとはいえ、
心を開いて女を感じさせてくれたゴールディの真心。

売春街の女たちが見せてくれる気高くも暴力的な美しさ。
そんな女たちの純情を守りたい。
その為には、どんな敵にでも立ち向かう。
敵が変質的な殺し屋でも、傭兵であっても、巨大な権力であっても。

その為には、どんな苦労も厭わない。
死すら予感させる絶体絶命のピンチでも諦めない。
ガス欠の車を根性で目的地に運ぶ。
守りが堅い敵の懐にも忍び込む。

地位も名誉も平穏も、いらない。
耐え難き汚名を着せられても、耐え抜いてみせる。

そして、命を投げ出すことも厭わない。
笑って死ぬこともできる。
巨大な敵から女を守るために、自分の命を投げ出す覚悟もある。


きっと、ナンシーは、自ら命を絶ったハーティガンの行為を、
理解はできても受け入れることはできないだろう。
自分と一緒に生きて欲しかった。
そして、自分を連れてどこまでも逃げて欲しかった。
たとえ、その逃避行の為に自分の人生の全てを失ったとしても。
けれど、男は自らを犠牲にすることを選んだ。
それが男の美学だからだ。

もしかしたら、女たちの純情は、
男が勝手に思い込んだ幻想かもしれない。
けれど、男は簡単に信じてしまう。
それだけ、女たちが魅せてくれた純情は、
自分たちが今まで見たことが無い美しさだからだ。
そして、男は夢見る単純な生き物だから。

そんな単純な想いだからこそ、
男が命を投げ出したからこそ、
その美しさは、より光り輝くのだろう。

そんな男の美学満載な映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.903 / タイトル さ行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
この映画は、ストーリーからしても映像のトーンからしても
男の美学満載な映画でしたね!

ストーリーでは、自分の命を投げ出しても大切な女を
守りたいという思いがよく出てましたね。
映像では、劇画タッチの独特な男らしさがありました。

「男だけが・・・男だけに・・・」となっているから、
私よりヤンさんの方が、この映画の良さがずっと理解できたでしょうね~

2011.08.06.Sat / 15:57 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

ハードボイルド的な男の魅力が詰まった映画でした。
こんなかっこよく生きられたら、と思う反面、
痛そうで辛そうで、相当なやせ我慢と根性が必要な生き方でした。

YANさんは、この映画に男の美学を感じたようですね。
下手すると、男の独りよがりの感情になってしまうので、
女性の方には、受け入れられない美学かな、、って感じました。

それじゃ、また。

2011.08.07.Sun / 21:49 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY
BS放送でやっていたので、久々に再鑑賞しました。 これ、「ウォッチメン」「300」と同じザック・スナイダー監督だと 思い込んでいたけど、違ってましたね。 「300」とはフランク・ミラー原作繋がりで...
2011.08.06.Sat .No443 / RockingChairで映画鑑賞 / PAGE TOP△

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.