ガンジス河でバタフライ  
2011.09.15.Thu / 15:11 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






自分という存在を持て余していた女性。
周りに流されるままに進路を決め、
就職しようとしていた。
しかし、海外旅行に出て解放される事により、
自分で自分のこと、周りの事を考えなければならなくなる。
様々な経験と様々な事を知り、自分で感じ考えた結果、
ありのままの自分を認める事の意味を知る。
私は今のままでいいんだ。
自分で自分の事を決めてもいいんだ。
そんな解放感。
そんな事を知った人はとても強い。
そして輝いて見える。

とても可愛らしい映画。



周りに流されるままに生きてきた、てるこ。
それは彼女のせいばかりではないのかもしれない。
けれど、あまり、自分の事、周りの事を
深くは考えては生きてこなかった女性なのだろう。
ふとしたはずみで、自分に罰ゲームを課すことになった。
罰ゲームの意味合いは、
就職活動に失敗したから、と言うだけではなく、
自分の事をキチンと考えてこなかったから、
自分に自信がなかったから、
と思えなくもない。

初めてのインド旅行。
初めての経験、そして知る厳しいインドの階級社会。
自分は果たして自分が抱える疑問に対して、なにが出来るのか?
途方に暮れて心を閉ざす、てるこ。
そんな心の隙につけ込まれ、詐欺に遭ってしまい、
ますます、心を閉ざさざるをえなくなる。


見知らぬ地での見知らぬ人々。
疑えばきりがない。拒否するのは簡単だ。
けれど、心を開いて受け入れれば、なんだかとても楽しい。
知り合いを作り、話してみれば、広がって行く笑顔。
多分、これはインドだけの話ではないのだろう。

インドの想像以上に厳しい階級社会。
いままで笑っていたママが使用人を厳しく叱る。
けれど、彼女らにとっては、それはあたりまえのこと。
階級社会のルールが良いのか悪いのかは、とても難しい問題であろう。
けれど、彼らは社会のルールに従って生きているだけなのだ。
そして、祭りでの無礼講。
彼らはお互いを憎んでいるわけではない。
それを知った、てるこは、少しは心が軽くなったのだろう。


自分の意思でガンジス河にやってきた。
けれど、まだ、何かが足りない。
自分にとって旅とはなにか、まだ、見つけてはいない。
だから、バタフライも、まだ出来ない。

自分を見つめて見えてきたこと。
流されるままに生きてきてしまった。
けれど、自分は自分。
自分のことは自分で決めることができる。
だから自分の未来は自分の思うがまま。
未来を、自由を、なにも怖がる必要は無い。
リュックひとつで世界の笑顔に会いに行くことも、できるのだ。


時に、はしゃぎすぎて幼稚には見えてしまったものの、
とても生き生きとしていた、長澤まさみさん。
彼女の魅力で、この作品も生き生き見えてくる。
そんな彼女の魅力も詰まった、とても可愛らしい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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