あなたの初恋探します  
2011.10.06.Thu / 15:13 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






ラストを見るのが怖い。
それは、いつまでも終わらない夢に浸っていたいから。
ラストに何が待ち受けているのか、知るのが怖いから。
しかし、一人の男性が彼女に諭す。
終わらせなければ始められない。
それは、その男性が恋することを最後までしなかったことを、
とても後悔していたから。

ストーリーは王道的で、見る前から予想がつく。
しかし、そこは韓国映画。
ミュージカルあり、その舞台裏あり、インド旅行あり、で飽きさせない。
主演の二人も十分に魅力的。

一つの恋を終わらせた女性。
だからこそ、新しい恋を始めることができた女性を描いた映画。



ハッピーエンドとは限らない。
今よりも幸福になれるとは限らない。
だから、ラストを見るのが怖い女性、ジウ。
初恋に思い入れがない。
それは、その恋を最後までやり遂げなかったから。
最後まで恋をしなかったという後悔を持つ男性、ギジュン。


ギジュンが起こした初恋探しの会社、そこの客になったジウ。
出会いは最悪、初恋探しの過程でも相手に抱く印象は、さらに悪くなる。
けれど、あることがきっかけで、次第に相手に行為をもつ二人。

ストーリーは王道的で予定調和的ですらある。
けれど、この映画のポイントは二人が魅かれ始めるきっかけであろう。
そこに、この映画のテーマである、
最後まで終わらせることの大切さを持ってきたのは、なかなか上手に感じた。

舞台での事故。誰もが責任をジウに押しつける。
父親に、まともな職につけ、とまで言われてしまった。
それでも先輩は自分を推薦してくれた。
そして、代役で出た舞台でも上手にフォローしてくれた。
それは、自分は孤独ではないことが分かった、うれしい出来事。

最後には見つかる初恋の人。
出会って交わした言葉が切ない。
このシーンを直接には描かなくても、
ジウの人となりが十分に分かっているからこそ、
容易に想像が出来る。

多分本当は、別れを10年前には決めていたのだろう。
けれど、さよならを言わなかったのは、
まだ夢の中に居たかったから。
その思い出が今の自分に繋がっていると信じたかったから。
確かに、初恋の人を夢見て、探している時は楽しかった。
それは、何処にいるのか分かっている人なのに。
けれど、今、さよならを言う時が来たのだろう。
新しい恋を始める為に。

ラストの大阪のシーンは少し余分な気がしたが、
この恋はすでに運命だったということなのだろう。


一つの恋を自ら終わらせることができたジウ。
だからこそ、新しい恋を始めることも、また、できるのだろう。
見終わって静かな幸せを感じる事が出来る映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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