K-20 怪人二十面相・伝  
2011.10.06.Thu / 15:18 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




良家の子女のたしなみです


世界を、自分のしたい事を、自分のできる事を、
知らなかったお嬢様とサーカス団員。
一つの事件を通して、何をすべきかを知り、
それぞれが生きる世界で、新しい一歩を歩み始める、
お互いの存在を支えとして。
二人が目指す世界、それは、今日とは違ったより良い明日。

どこかで見たようなシーンやアイテム。
確かにオリジナリティには欠けるのかもしれない。
けれど、そんなことは、全く気にならない。
色々な映画の要素が一つの映画の中で見事に調和を保っている。

映画全編から感じられる良心。そして、
製作者サイドが楽しんで作っている、映画全編から感じられる遊び心。

時代背景の設定や演じる役者さんたちの雰囲気が、
この映画のテーマを引き立たせている。

より良い世界を作りたい。
楽しくて清々しい映画。



松たか子さんの天然ボケぶり。
しかし、やるときはやると言う一途さ。
それらが見事に表現されていて、見ていて実に楽しい。
金城武さんの素人っぽい雰囲気が、
この映画の雰囲気に上手くマッチしている。
脇を固める、國村隼さんの安定感。

街を一直線に走る泥棒修行。その躍動感。
オートジャイロやテスラ装置のレトロ感。

それらも見ていてとても楽しい映画。


サーカスの団員であった、遠藤平吉。
盗みは嫌いでハトをこよなく愛する男。

日本一の財閥のお嬢様、葉子。
御爺さんが引いた人生のレールに乗っかって生きてはいるが、
本当は行動力溢れた女性。

泥棒に匿ってもらった平吉。
知らなかった世界を知った陽子。
そして二人が純粋に願ったのは、
目の前にいる飢えた子供たちを救いたい。
その為には、いったい自分に何ができるのか、、、、


時代設定は1949年の帝都。
あの頃ならば、明るい未来を夢見る事が出来た。信じることができた。
けれど、まだ手遅れではない。
今でも、まだ、あの時を夢を思い出すことは出来るのだ。

最後に明かされる怪人二十面相の正体には、
なんとなく反則技というか禁じ手を感じる。
もっと言えば、あの三人の奇妙な三角関係で、
もっと盛り上がったかも、、、
そんな風に思えてならない。


ラストの二人の別れも含めて、
どこかで見たシーンやアイテムが目白押し。
けれど、まったく気にならない。
むしろ、心地よさすら感じさせてくれる。


世界を、自分のしたい事を、自分のできる事を、知らなかった二人が、
それぞれが生きる世界で、新しい一歩を歩み始める、お互いの存在を支えとして。
二人が目指す世界、それは、今日とは違ったより良い明日。
見ていて楽しくて清々しい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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