ハンナ  
2011.12.31.Sat / 19:00 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






抑えられない好奇心。
世界を知りたいという欲求。
それは親といえども抑えることはできない。
その世界が子供にどんな試練を与えるかを、
その身をもって知っていたとしても。

そんな子供の欲求に応える為に、
自分の娘を鍛え続けた父親。
すべては、世界が娘に与えるであろう試練を乗り越える為。

親には、子供の未来に、どんな悲劇が待ちかまえているのか、
予想は出来ても守ってあげることはできない。
ただ、子供の為に出来ることは、
強くなって欲しいと願う事だけ。

子供の巣立ち、そして親の愛情。
そんなことが印象的な映画。

ただ、もっとシンプルに、
オーソドックスに描いても良かったのではないか、
とも思えてしまう映画。





現実世界から遠く離れた場所で父と二人で暮らす、ハンナ。

「もう、ここから旅立つ準備は出来た。」
そう、父に告げるハンナ。
けれど公平に見れば、それは間違っている。
その言葉は、ハンナが外の世界を知りたいと言う気持ちの表れだ。
けれど父親は知っている。
外の世界に出れば、想像以上の困難が待ち受けている事を。
そして、いつまでもハンナの欲求を押さえつけることが、
出来ない事をも。

外の世界に出て知る事。
音楽の美しさ。友達の素晴らしさ。
学ぶということと実感することの差異。
当然ではあるが、知識として学んでいるということだけでは、
世界を知ると言うことにはならない。
実体験することが、子供の成長に繋がる。
そんな当たり前の事が良く解る。

友達に素性を知られ、
自らの秘密をも知り、
しかし、宿敵を倒したハンナ。

友達とは和解できるのか?
父親のことを今後はどのように思うのか?
そして、彼女は手に入れた自由を、どのように使うのか?
とても中途半端なラスト。
この辺りはオーソドックスになってもかまわないから、
シンプルに描いてラストまで魅せて欲しかった気がする。

ハンナを守るため、自らが囮となり命を失った父親。
愛するハンナを残して死んでゆく心残り。
けれど、出来ることは、すべてしたのだ。
親とは、そんなものなのだろう。


子供の巣立ち、そして親の愛情。
そんなことが印象的な映画。




* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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