2012.01.19.Thu / 22:38
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
家族を守る為、
気丈にも大人の世界に戦いを挑んだ少女。
しかし、大人の世界のおきては想像以上に厳しく堅い。
戦いを挑んでは、跳ね返されて、手酷く傷をおう。
しかし、家族を守って生きなければならない。
少女は父親を愛しているのか。
仲間を裏切り、懲役を恐れ、家族を捨てた父親。
それが恥ずかしい。
そして悪党たちには父親の事など身から出たサビだから仕方がない、
安否は無関係だと言う。
しかし本心では父親を今だに愛しているように思えてならない。
死体と言えど父親の手を切断できなかった少女。
その時に見せた彼女の感情。
家族を守る為、気丈に振る舞いながらも父親によせる愛情が痛々しい映画。
17歳なのに、家族を背負わなければならなくなった少女、リー。
家を奪われないためには、父親を見つけ出さなければならない。
けれど、大人の、一族の掟がリーの邪魔をする。
現代のアメリカに、このような世界が本当に存在するのか、
と思ってしまうくらいに、その掟は想像以上に堅く重い。
しかし実存するものに近いのだという事実が衝撃的。
父親の行方を求めると言うのは、とりもなおさず、
父親を殺害した犯人をつきとめるということに繋がる。
最初は、この危険性に気付かなかったリー。
しかし、徐々に、すでに父親が死んでいる事と、
それ故に、これがとても危険な追跡であることを、
身をもって知ることになる。
家族を守る為に家を残したい。
けれど、犯人や父親を諦めなければ、事実にはたどり着けない。
誰が父親を殺したのか、
死体はどこにあって埋葬することはできるのか、、、、
しかし、躊躇することなく、リーは父親を諦める。
それは、残された家族を守るため。生きる為に。
「父親が恥ずかしい。」
それは、仲間を裏切って、懲役を恐れたから。
けれど兄であるティアドロップは、
「ドリー家の男は懲役を恐れない。お前の父親も同様だ。」
「ある日、突然、彼は変わってしまった。」
このある日とは、きっと父親が家族を持った日なのだろう。
一人では懲役に耐えられる。
けれど、幼き娘や愛する妻を残して監獄に入ることなど、
家族の為に出来ないと考えたのではないのだろうか。
それは、自分が監獄に入れば、家族を守るべき者が居なくなってしまうから。
そう、考えたのではないのだろうか?
家族を守る為に、今までは苦痛にも恐怖にも耐えてきた。
父親の死体の腕を掴む事にも耐えた。
けれど、腕を切断することには耐えられなかったドリー。
単に死体の腕を切ると言うことではなく、
父親と切り離され、本当に別れを言わなければならなくなるから。
この時の彼女の悲痛な表情から、そうドリーが感じたように思えてならない。
最後には、家が守られた。
そしてドリーの表情は、とても穏やかに変わったように見える。
状況はなにも変わらない。
これからも一人で家族を守らなければならない。
けれど、理解できたティアドロップの優しさ。
そして、もうこれ以上父親を否定しなくてもいい。
それらが、彼女の気持ちを穏やかなものに変えていったのだろう。
家族を守る為、
気丈に振る舞いながらも父親によせる愛情が痛々しい映画。
父親を殺害した犯人をつきとめるということに繋がる。
最初は、この危険性に気付かなかったリー。
しかし、徐々に、すでに父親が死んでいる事と、
それ故に、これがとても危険な追跡であることを、
身をもって知ることになる。
家族を守る為に家を残したい。
けれど、犯人や父親を諦めなければ、事実にはたどり着けない。
誰が父親を殺したのか、
死体はどこにあって埋葬することはできるのか、、、、
しかし、躊躇することなく、リーは父親を諦める。
それは、残された家族を守るため。生きる為に。
「父親が恥ずかしい。」
それは、仲間を裏切って、懲役を恐れたから。
けれど兄であるティアドロップは、
「ドリー家の男は懲役を恐れない。お前の父親も同様だ。」
「ある日、突然、彼は変わってしまった。」
このある日とは、きっと父親が家族を持った日なのだろう。
一人では懲役に耐えられる。
けれど、幼き娘や愛する妻を残して監獄に入ることなど、
家族の為に出来ないと考えたのではないのだろうか。
それは、自分が監獄に入れば、家族を守るべき者が居なくなってしまうから。
そう、考えたのではないのだろうか?
家族を守る為に、今までは苦痛にも恐怖にも耐えてきた。
父親の死体の腕を掴む事にも耐えた。
けれど、腕を切断することには耐えられなかったドリー。
単に死体の腕を切ると言うことではなく、
父親と切り離され、本当に別れを言わなければならなくなるから。
この時の彼女の悲痛な表情から、そうドリーが感じたように思えてならない。
最後には、家が守られた。
そしてドリーの表情は、とても穏やかに変わったように見える。
状況はなにも変わらない。
これからも一人で家族を守らなければならない。
けれど、理解できたティアドロップの優しさ。
そして、もうこれ以上父親を否定しなくてもいい。
それらが、彼女の気持ちを穏やかなものに変えていったのだろう。
家族を守る為、
気丈に振る舞いながらも父親によせる愛情が痛々しい映画。