2012.01.26.Thu / 22:41 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






原作は未読です。


遂に明かされる様々な謎。
全編クライマックスと思うくらいに、
魔法が飛び交い、思わぬキャラも大活躍。
そして迎える、ヴォルデモードとの最後の対決。

ハリー自身の成長とそして迎える大団円。
それを最後まで見守ったダンブルドア校長。
全てはダンブルドア校長の采配だったのだろう。
ハリーの成長が頼もしく映る映画。





遂に迎える最終決戦。
やはり、その地はホグワーツ。

宣戦布告をスネイプに叩きつけるハリー。
ちょっと芝居ががっていたのは若さ故の御愛嬌。
けれど、ハリーを守るマクゴナガル先生がカッコいい。
今までスネイプのやり方を苦々しく感じ、しかし耐えなければならなかった。
けれど生徒を、正義を守るため行動しなければならない時が来たのだ。
「会えてよかった」というマクゴナガル先生のセリフが嬉しい。
さらに、「この呪文いっぺん使ってみたくて」とは、とてもイカす。

遂に臨戦体制に突入するホグワーツ。このシーンは勇壮で美しい。
ハッフルパフの金のカップを破壊するロンとハーマイオニー。
ヴォルデモードの一部を破壊する前の極度の緊張感。
そして、その緊張感から解放された後の安堵。
二人のキスシーンが微笑ましい。

やはり、ハリーの邪魔をするドラコ。
しかし、ドラコの絶対絶命の危機を助けるハリー。
敵同士といえども友情のようなものは芽生えるのだろう。


自らの秘密を知ってしまったハリー。
自分は死ななければならない存在。
あくまで、殺させる為に生かされてきた存在。
しかし、ダンブルドア校長に恨み事を言うわけでもなく、
あくまで校長を信じ、そして、皆の為に、その想いに従おうとするハリー。
「苦しいことなの、死ぬのは?」
「眠りに落ちるより早い。」
大人達もハリーを止めない。慰めない。もうハリーは大人だからだ。
哀しいと同時に嬉しくもある成長ぶりだ。

しかし、生還できたハリー。

なぜハリーは死ななかったのか。
その理由は明確には語られてはいない。
ニワトコの枝の所有者の問題だとか、死の秘宝を三つ揃えた為とか、
「ホグワーツでは助けは、ふさわしき者に与えられる」からだとか、、、
いろいろ憶測は出来るだろう。
しかし、すべてはダンブルドア校長の采配だからではないのだろうか?

目的の為には手段を選らばない非情さと生徒たちに注ぐ愛情。
ダンブルドア校長は二つの顔を持ち、
どちらが、その本性なのか、分からないまま、最後まで来た。
しかし、そのどちらもがダンブルドアなのだろう。
壮大な目的の為、ハリーを殺させる為に生かし、しかし、彼には愛情を注いできた。
死の直前に蘇りの石で皆と会話が出来たのも、
ニワトコの枝の所有権が最後までヴォルデモードに渡らなかったのも、
ダンブルドアの采配であり、彼の愛情の表れなのだろう。
そして、死んだと思ったハリーを迎えに来たダンブルドアのやさしさ。



自分の弱点が蛇のナギニであると理解していたはずのヴォルデモード。
けれど、蛇を放置した為に、滅ぼされてしまう。
まあ、ヴォルデモードも追い詰められ必死だったのだろう。


最後には、ハリーは所有権を持っていたはずのニワトコの枝を捨て去る。
自分の為だけに、生きることに執着し、力を求めたヴォルデモード。
皆の為に、死を覚悟し、手に余る巨大な力を捨てたハリー。
だからこそ、二人は対照的なラストを迎えたのだろう。


19年後、スネイプの名をハリーは息子に付ける。
ハリーにとってはスネイプは決して良い先生では、なかった。
それはスネイプはハリーの父親を嫌っていたから。
しかし同時に母親を強く愛し、その愛に殉じるだけの強い勇気を持っていた。
誰に理解されるわけでもない。自身の矜持と信念、そして純愛に殉じたのだろう。
大人になったハリーには、それが十分に理解できることであり、
だからこそ、今は彼を尊敬出来るのだろう。
たとえ、学校では辛く扱われていたとしても。
そんな、ハリーの成長が嬉しくも頼もしく映る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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