2012.02.23.Thu / 20:56
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
自らの価値観、人生観を強制してくる母親。
そんな母親に反発するかのごとく、
新しい世界に魅せられてゆく娘。
新しい世界を知って得た充実感。
新しい仲間。
しかし、失敗と挫折。
そんな失意の中で見えてくる母親の愛情。
そして父親の優しさ。
母親と娘は本音で対話を始める。
それが、娘の自立につながってゆくのだろう。
娘の独立をとてもチャーミングに描いた映画。
母親に言われるままに美人コンテストに出場を続ける、ブリス。
自分が果たせなかった願いを娘には果たさせたい。
自分が果たせなかったのは周りのサポートが無かったから。
そして、それがブリスの幸せに繋がっている、と堅く信じている。
ブリスは、そんな母親の強い想いに逆らえないでいる。
母親は娘にとっては強すぎて、逆らえない存在だからだ。
ふとしたきっかけで知った、ローラーゲーム。
その魅力に魅せられてゆくブリス。
一人でバスに乗る。そして窓の外の友を見る。
それは彼女の新しい旅立ち。
小柄故のスピード。
その長所を生かしてブリスは大活躍。
今までは自分を抑えて、良い子を演じてきた。
けれど必要なのはルースレス。
「一発かますわよ。」
自身の人生を歩き始めたブリス。
この辺りはお約束の展開かもしれないが、
ブリスのはじけっぷりが見ていて楽しい。
しかし、全てが上手くいくわけではない。
彼氏に裏切られ、友達に嫌われ、そして年齢制限。
遂には秘密にしていたローラーゲームの事を家族に知られ、
家出をしてしまうブリス。
それは、ある意味で母親からの逃避、逃げであったのだろう。
ローラーゲームのチームメイトに年齢を打ち明けるブリス。
仲間の「たとえプレーできない大嘘つきでもチームの一員。」
の台詞が嬉しい。
「両親と折り合うのも大切なことだ。」
「間違いはあっても正しいところもあるはず。」
そのようにチームメイトに諭されるブリス。
そして、彼氏の裏切りという失意の中で、
やはり頼ってしまうのは母親なのだろう。
「今は何も言わないで」
そして本当に何も言わない、問いかけない、責めない母親。
無条件に全てを受け入れてくれようとする母親。
ブリスは、そこに母親の愛情を見出したのだろう。
ローラーゲームの決勝戦の日。
母親の為には美人コンテスト、しかし、自分の為には決勝戦。
そして、自らの意志で決勝戦を選んだブリス。
自分の事だけなら耐えられる、本心を隠してでも。
けれど娘の為ならば母親をも説得する父親。
これも親故の愛情なのだろう。
間違いはあっても正しいところもあるのだ。
そんな母親が見えてきたブリス。
互いを認め、本音で対話を始めた、母親と娘。
それが、本当の意味での自立なののだろう。
娘の独立をとてもチャーミングに描いた映画。
久しぶりに見た、ジュリエット・ルイス。
「私ならスケート靴を履かない。」
そのセリフからは、単なる敵役、憎まれ役というよりは、
ブリスに責任ある生き方を諭していた大人のように見えた。
相変わらずの存在感も嬉しい映画。
その魅力に魅せられてゆくブリス。
一人でバスに乗る。そして窓の外の友を見る。
それは彼女の新しい旅立ち。
小柄故のスピード。
その長所を生かしてブリスは大活躍。
今までは自分を抑えて、良い子を演じてきた。
けれど必要なのはルースレス。
「一発かますわよ。」
自身の人生を歩き始めたブリス。
この辺りはお約束の展開かもしれないが、
ブリスのはじけっぷりが見ていて楽しい。
しかし、全てが上手くいくわけではない。
彼氏に裏切られ、友達に嫌われ、そして年齢制限。
遂には秘密にしていたローラーゲームの事を家族に知られ、
家出をしてしまうブリス。
それは、ある意味で母親からの逃避、逃げであったのだろう。
ローラーゲームのチームメイトに年齢を打ち明けるブリス。
仲間の「たとえプレーできない大嘘つきでもチームの一員。」
の台詞が嬉しい。
「両親と折り合うのも大切なことだ。」
「間違いはあっても正しいところもあるはず。」
そのようにチームメイトに諭されるブリス。
そして、彼氏の裏切りという失意の中で、
やはり頼ってしまうのは母親なのだろう。
「今は何も言わないで」
そして本当に何も言わない、問いかけない、責めない母親。
無条件に全てを受け入れてくれようとする母親。
ブリスは、そこに母親の愛情を見出したのだろう。
ローラーゲームの決勝戦の日。
母親の為には美人コンテスト、しかし、自分の為には決勝戦。
そして、自らの意志で決勝戦を選んだブリス。
自分の事だけなら耐えられる、本心を隠してでも。
けれど娘の為ならば母親をも説得する父親。
これも親故の愛情なのだろう。
間違いはあっても正しいところもあるのだ。
そんな母親が見えてきたブリス。
互いを認め、本音で対話を始めた、母親と娘。
それが、本当の意味での自立なののだろう。
娘の独立をとてもチャーミングに描いた映画。
久しぶりに見た、ジュリエット・ルイス。
「私ならスケート靴を履かない。」
そのセリフからは、単なる敵役、憎まれ役というよりは、
ブリスに責任ある生き方を諭していた大人のように見えた。
相変わらずの存在感も嬉しい映画。