クリスマスのその夜に  
2012.03.15.Thu / 20:43 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






日本人にとって正月が特別な日であるならば、
クリスマスは西洋の人々にとっては同様に特別な日なのだろう。

故郷に帰りたい。
家族や愛する人と一緒にいたい。
今日だけでも幸せな一時を過ごしたい。

そんな願いを叶えるた人。
叶える為に悪戦苦闘した人。
そんな願いに気付いた人。
自分が望んだとは別な形で叶えられた人。
そして未来にわずかではあるが、明るい希望を持てた人。

描かれたストーリーは暗いものが多い。
しかし、見終わったあとは暖かい気持ちが湧いてくる。
ささやかな幸せを得ようと日々を生きてゆく。
そんな人々が日常に埋没しがちな人生における大切な事に気付かせてくれる。

それぞれの人々のささやかな幸せを、
思わず応援したくなる、とても暖かな映画。





クリスマスの日に起こる様々なエピソード。

別れた妻と暮らす子供たちに会いたい男。
相手が別れると信じて不倫を続ける女性。
家族よりもガールフレンドと過ごす事を選んだ少年。
過去の悲惨な経験から逃げ疲れ、故郷を目指す男。
クリスマスも仕事を続ける医師。
故郷を追われたカップル。
誰もが故郷を目指している。
故郷とは、自身の心が安らげる場所、そして人。
そんな場所や人の元にクリスマスの夜には帰りたくなる。


映画の冒頭、クリスマスツリーを取りに行こうとし、
撃たれそうになった子供を庇った母親。
彼女はいったいどうなったんだろう。
しかし、結果は明かされずに映画は進行する。
そして迎えるラスト。
明かされる思わぬ人の意外な正体。
銃を撃たなかった決断。
目の前に広がるオーロラ。それは希望の光。
彼女は、母親になって、
改めて自分の、あの時の決断が正しかった事を実感できたのだろう。
自身の人生に僅かに点った希望の光とともに。

それぞれの人々のささやかな幸せを、
思わず応援したくなる、とても暖かな映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.972 / タイトル か行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.